2017年3月23日木曜日

キャッシュカード不要、スマホでATM入出金 全国のセブン銀行でスタート

 KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同出資するじぶん銀行は3月23日、キャッシュカードなしで全国のセブン銀行ATMから現金を入出金できるサービスを27日10時にスタートすると発表した。キャッシュカードの代わりにスマートフォンアプリiOS/Android)を利用する。20~30代の"スマホ世代"がターゲットだ。

 「スマホATM」は、じぶん銀行の公式アプリをキャッシュカードの代わりに利用できる"キャッシュカードレス"サービス。全国のセブン-イレブン店舗に設置されているATM(セブン銀行ATM)画面に表示されるQRコードをアプリで読み取り、暗証番号を入力すると入出金が行える。

 ATMとスマホの連携には、QRコードをカメラで読み取る手法を採用。利用できるスマートフォン端末の幅を広げ、ATMのハードウェア改修が不要なのがメリットだ。全国約2万3000台のセブン銀行ATMで利用できるという。

 「所要時間はキャッシュカードを使うと30秒、スマホATMは40秒ぐらい。カードを取り出す手間を考えれば、十分利便性は高い」(じぶん銀行IT戦略部の中村力部長)

 セキュリティ対策として、アプリ立ち上げ時に4桁のパスワードを求める仕組みを用意。スマホ本体のロック機能や通信キャリアが提供している端末の遠隔ロック機能との組み合わせで、万一の端末盗難・紛失時にも第三者の不正利用リスクを抑えられるとしている。

●「決済サービスのスマホ集約が進んでいる」

 じぶん銀行は、KDDIと三菱東京UFJ銀行が共同設立したインターネット銀行。

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