2017年3月14日火曜日

博報堂もGoogleもやめて起業した理由~freee佐々木大輔氏

個人事業主や中小企業を中心に、急速に利用する企業が増えているクラウド会計ソフト。人工知能が勘定項目を分類し、帳簿を自動作成。わずらわしい作業が自動化されることで、経理作業が大幅に軽減されるという。
クラウド会計サービス「freee」(フリー、https://www.freee.co.jp/)の佐々木大輔代表は、東京出身の36歳。開成中学・高校から一橋大学商学部へ進み、博報堂、Googleを経てfreeeを創業した。一般の会計ソフトに比べ、クラウド会計ソフトは何がメリットなのか。Googleでクラウド会計を事業化しなかった理由は? 佐々木氏と田原総一朗氏の対談、完全版を掲載します。
■留学先のスウェーデンはカード社会だった
【田原】経歴を拝見しました。大学時代にスウェーデンに留学されていますね。どうしてアメリカじゃなくてスウェーデンに?
【佐々木】大学4年生のときに交換留学プログラムで行きました。スウェーデンを選んだのは、倍率が一番低かったから。受かりやすいというのもありましたが、他の人がやらないことを経験してみたいなと思いまして。
【田原】スウェーデンで何か発見はありましたか。
【佐々木】2つありました。じつはスウェーデンはクレジットカード浸透率が世界一の国。僕がいた15年前でも、支払いはほぼカード。財布を持っていると、「どうしてそんなにカッコ悪いものを持ってるの? ポケットにカード一枚入れておけばいいのに」と言われました。

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