2017年3月20日月曜日

iOSの『友達を探す』機能でジオフェンス機能を使う

iOSに標準装備の『友達を探す』は、友人・知人が持つiOSデバイスの位置情報を確認するアプリ。最大50人もの位置情報をフォローできるので、集団で待ち合わせするときにも便利に使える。ファミリー共有機能とも併用できるため、家族が在宅しているかのチェックにも利用可能だ。

この『友達を探す』は、「いまどこにいるか」だけでなく「現在地から大きく動いたか」、あるいは「目的地に近づいたか」の確認にも使える。位置の変化を測定し特定の範囲を越えたことを自分宛にプッシュ通知で知らせる機能も用意されているので、前者であれば職場や学校から離れたタイミングを、後者であれば待ち合わせ場所に近づいたタイミングをリアルタイムに知ることができるのだ。

このように仮想的な境界線を設ける機能は「ジオフェンス」と呼ばれ、iOSではバックグラウンドでの動作が許可されていることもあり、通常の位置情報取得より少ない電力で動作する。判定精度はさほど高くはないものの、誰かが移動を開始したかどうか、目的地に近づいたかどうかを知るにはじゅうぶん使える。

その使いかたは以下のとおり。基本的には、友人・知人や家族の画面を開き「自分に通知」をタップ、通知のタイミング(出発時/到着時)を指定したあと、円周を左右方向へドラッグしてジオフェンスの範囲を決めればOK。これで、対象者がジオフェンスを超えて移動するやいなや自分宛に通知が届く。少ないバッテリーで動作するだけでなく、何度も『友達を探す』を起動する必要がないため、待ち合わせのときのストレスからも解放されるはずだ。

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