2017年4月28日金曜日

ハッキングの手口を文系に理解できるよう野球に置き換えて説明してみる

 こんにちは、ライターの中山と申します。突然ですが「ハッキング」って、IT系ニュースとかで耳にはするけど、具体的な手口や方法についてはよく分からなくないですか?

 「なんとかインジェクション」とか「なんちゃらスクリプティング」とか「なになに攻撃」とか、英語でも日本語でも難しい言葉ばかり使われるし、文系人間には字面から中身が想像できない! 少なくとも、「DoS攻撃がドスドス攻撃することではない」のはなんとなく分かるのですが。

 ということで、筆者の職場であるfreeeの同僚エンジニア2人に、ハッキングの手口を野球に置き換えて説明してもらうことにしました。

●そもそもハッキングとは

 ハッキングとはそもそもなんぞや……ですが、これは本来はコンピュータを使って悪さをする行為だけを指すわけではありません。もともとはコンピュータスキルに長けた人が行う高度なエンジニアリングのことを広く指す言葉です。最近では「○○をハックする」といった使い方も目にしますね。

 これに対して、他人のサーバなどに侵入して悪さをする不正行為などのことをクラッキングと呼びます。ハッキングとクラッキングは、厳密には区別されるべきものですが、世間一般ではハッキング=コンピュータの専門的知識を用いた不正行為、ハッカー=悪い人、と認識されているのもまた事実。本記事の中では、不正行為を主目的とした狭い意味での「ハッキング」を取り上げます。

 では本題に入りましょう。

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