2017年4月25日火曜日

これって『テトリス』!? みんな持ってた携帯ミニゲーム機とは

96年、一世を風靡した『テトリス』を模したキーホルダー型の携帯ミニゲーム機がブームとなったのをご記憶だろうか?

ゲーム内容はどう見てもテトリスだが、版権許諾を得た正規品ではない。どうやら、数年前に中国の海賊業者が製造販売していたものが、日本の輸入代理店を通じて流通したものが爆発的に広まったようだ。
一番メジャーなのが『ミニテトリン』。他にも数多くの海賊版が登場している。

多くの中毒者を生み出した空前のテトリスブーム


テトリスの大ブームが始まったのは80年代末。セガのアーケード版が火付け役だ。
続いて登場した任天堂のゲームボーイ(GB)版は携帯できる上に、専用ケーブルでの対戦プレイを可能にし、大ヒットに。GBソフトの中でも歴代1位となる400万本超えのセールスを記録している。

中毒性のあるパズルゲームであり、いわゆる「落ちゲー」の元祖。
「落ちてくるブロックを積み上げる→一列並べると消える→最上段まで積み上がるとゲームオーバー」
シンプルながら完成されたシステムは、数限りないフォロワーを生み出した。また、テトリス自身もルールやモードにアレンジを加えてシリーズ化。ありとあらゆる家庭用ゲーム機に登場し続けている。

『ミニテトリン』はなぜヒットしたのか?


ミニテトリン系のミニゲーム機に共通するのは、単純明快なシンプルさだ。
プレイステーションやセガサターンなど、「次世代ゲーム機」と呼ばれる高性能の家庭用ゲーム機が登場する中、ゲームのグラフィックや表現力は格段に進化を遂げたが、操作性やゲーム内容の複雑さが遊び手を選んでしまっていた。

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