2017年4月5日水曜日

トランプ大統領の名も IS支持ハッカー集団、8,786人の名前・住所入り殺害リスト公開

イスラム国(IS)支持のハッカー集団「ユナイテッド・サイバー・カリフ国(United Cyber Caliphate、以下UCC)」が先週末、8000人以上のアメリカ市民の殺害リストを公開。世界各国に潜在するイスラム国支持者らに対し、リストの人物を殺害するようにビデオメッセージで呼びかけた。その中には米大統領ドナルド・トランプ氏も含まれており、衝撃が広がっている。

「我々はアメリカに住む人々、特にトランプ大統領にメッセージがある。」

「我々は決して屈しない。戦術を変えて戦うのみだ。覚悟しろ!」

UCCが公開したとされるビデオの冒頭にあるのはそんなメッセージだ。そしてテログループを敵視する政治家、著名人、宗教指導者などを含む8,786人の名前と住所、メールアドレスが記されたリストを流し「見つけたら殺せ!」と指示。世界のイスラム国支持者に対して、個別にテロを行うように呼び掛けている。

2016年4月に結成したとみられるUCCによる「殺害リスト」の公開はこれが初めてではなく、UCC結成直後には米国土安全保障省や国防省など政府機関と関連のある43人のアメリカ人の名前、電話番号、郵便番号が公開されていた。また規模が大きいものとしては同月、3600人のニューヨーク市民の個人情報リストがメッセンジャーアプリ「テレグラム」に暗号化されて公開、市民を恐怖に陥れた。

今回のリストは約20年にわたりテロ監視を続けている米団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」により、その存在が明らかになった。

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