2017年5月20日土曜日

転売対策「電子チケット」でまた混乱 星野源ライブ「通信料1万円」も ローチケが謝罪・返金へ

 星野源さんのライブチケットをめぐり、混乱が起きた。転売対策の一環として「電子チケット」(デジタルチケット)が導入されたが、電子チケットを取得するためのアプリのシステムに問題があり、一部のユーザーが、数百円~1万円もの通信料を過剰に請求されてしまったのだ。

 問題が起きた電子チケットアプリ「ローチケ」を提供するローソンHMVエンターテインメントは5月19日、アプリの不具合を謝罪。ユーザーが支払った余分な費用について、返金すると発表した。

 電子チケットは、購入した本人のスマートフォンでしか表示できないため、チケットの転売対策として普及しつつある。一方、システムの不具合などによる混乱が頻発しており、今年4月にはジャニーズ事務所主催のイベントでも問題が起きている。

●「英国へのSMS送信」で認証 エラー頻発

 5月21日に開幕する星野源さんのライブツアー「Continues」は、紙チケットか電子チケットを選べ、電子チケットなら、行けなくなった場合に払い戻しできる「リセールシステム」が利用できる。

 購入済みの電子チケットを閲覧・取得するため、購入者はアプリ「ローチケ」をインストールした上で、SMS認証する必要があった。

 一般的なSMS認証は、業者側からユーザーにSMSが送られてくるため通信料は不要だが、ローチケのアプリでは、ユーザーから業者にSMSを送らねばならず、通信料はユーザーの負担。さらに、SMSの送信先が英国で、国際SMSの料金(1通50~100円)を支払わねばならない仕組みだ。

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