2017年5月16日火曜日

恐いもの知らず―「WannaCry」そっくりの壁紙が流行、PCに設定し帰宅する人も?

PCを使えなくする身代金ウイルス(ランサムウエア)「WannaCry」で世界が大騒ぎになるなか、一部の人々のあいだで、その画面そっくりの「壁紙」が流行している。

WannaCryはWindowsノートPCなどを狙って襲い掛かるランサムウエア(身代金ウイルス)。入り込んだ先にある文書や画像などを「人質」として勝手に暗号化して使えなくし、もとに戻してほしければ身代金を支払えと要求する。別名Wanna Cryptor、WannaCrypt、WannaCryptor、Wcry。

PCにWindowsのセキュリティ更新を適切に適用していない状態で、メールにある添付ファイルを開いたりリンクをたどったりすると感染する場合がある。情報処理推進機構(IPA)が対策を詳しく説明している。

しかし世の中には恐いもの知らずがいるもので、WannaCryの脅迫画面そっくりの壁紙をPCの画面に設定する人がちらほらとあらわれ始めた。

例えばTwitterなどで次のような文言とともに話題が広まっている。

「・まず画像を壁紙として設定する。

・次にキーボードとマウスを抜く。

・そうしたら帰宅して長い週末を楽しもう!」

「今日仕事をしたくないなら、#WannaCryのメッセージを壁紙にしよう。スナップショットを取って上司に送って、IT部門がパッチを実行しているあいだ、休みを楽しもう」

「そういえば、昔はブルースクリーンを壁紙にしてこっそり同僚のPCのデスクトップに設定したものだったな」

ちなみに本当にPCにWannaCryそっくりの壁紙を設定してみると、画面を見ているだけで徐々にいらいらし始めるため、あまり快適ではない、という証言もある。

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