2017年6月12日月曜日

シリコンバレー101 (711) AppleがSiriの声にこだわる理由は? 基調講演では分からなかったあれこれ

2時間20分、米Appleの開発者カンファレンスWWDC 2017 (6月5日~9日)において、5日に行われた基調講演の長さである。それを飽きさせることなく見せたのもスゴかったが、過去最長規模の長さでも全体的に駆け足だった。元々入れたかった内容を全て入れたら3時間半になったそうで、目標の2時間を目指して詰めた結果が2時間20分である。だから、見ていてもう少し説明が欲しいと思うところもたくさんあった。

でも、WWDCにおいて同社のエグゼクティブが公で話すのは基調講演だけではない。WWDCに合わせてブログ「Daring Fireball」を運営するJohn Gruber氏のポッドキャスト「The Talk Show」のライブショーが行われており、一昨年からPhil Schiller氏 (ワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント)が、そして昨年にCraig Federighi氏 (ソフトウエアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)も加わって基調講演での発表に関するインタビューを受けている。今年も基調講演とThe Talk Show Liveをセットで視聴することで納得できたことがたくさんあった。

iOS 11」が新機能盛り沢山だったのに対して、「macOS High Sierra」は新機能が少なく、あってもiOSと共通の機能が多かった。そのため「macOSのアップデートへの関心が薄れているのではないか」という声も聞こえてくる。

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