2017年6月26日月曜日

フジテレビ報道ツイッターの「中の人」が語る、ニュースとユーザーの繋がり

フジテレビの報道局の中に「ネット取材部」という昨年6月末に新設された民放テレビ局としては初の部署がある。ここでは「ツイッター」や「2ちゃんねる」など、インターネットの様々なサービスを介して、ニュース番組で使える画像や動画などの情報を収集している。

ツイッターなどで「テレビ局から画像を使いたいというダイレクトメッセージが来た」と話題になることがあるが、まさにそれを行っており、ある意味では視聴者にとっても身近な部署だと言えるだろう。

今回、ネット取材部部長の久永一成さんとデスクの瀧澤航一郎さんにインタビューを実施。久永さんは、96年に民放で初めて衆院選の開票速報をWebで行った「FNNニュース.com」を立ち上げ、その後も20年にわたり携わるなど、フジテレビのインターネット事情に精通する人物。一方の瀧澤さんは、2007年に大手通信会社からフジテレビに転職。デジタルコンテンツ局で動画配信サービスFOD(フジテレビオンデマンド)の地上波番組の配信サービスインに従事し、その後、編成部や広報部を経て、現在はネット取材部で手腕を振るっている。

そんな2人に聞いた、現在の報道から見るテレビとネットと視聴者の関わりとは? 撮影機材やネットの進化など、"技術の進歩"と共に築き上げられた、これまでとは違ったニュースの現場があった。

<インタビュー>

――ネット取材部はどのような経緯で設立されたのでしょうか?

久永:これまでもWebサイトにご意見フォームを設けたり、映像を送りたいという視聴者の要望に応える「FNNビデオPost」というサイトやアプリを開発したりしてきました。

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