2017年6月5日月曜日

Microsoft Edge、高速Web表示の仕組み - 阿久津良和のWindows Weekly Report

Internet Explorerに代わるWebブラウザとして、Microsoft Edgeが重要な地位にあるのは誰の目にも明らかだが、ライバルであるMozilla FirefoxやGoogle Chromeのシェアを脅かす存在とはまだ言い難い。Microsoftは拡張を重ねたInternet Explorerを破棄し、Windows 10のリリースに合わせてゼロからMicrosoft Edgeを構築してきたが、キーボードのみで操作可能にするアクセラレータキーはなく、メジャーな拡張機能もストアに並ばず、物足りない印象を受ける。それでもMicrosoft Edgeの改良は続いている。

5月に開催されたBuild 2017では、レンダリングエンジンであるEdgeHTML 15における応答速度の向上、コンテンツ表示の効率性改善、バッテリー消費量の軽減、Web APIの実装など多くの改良が加わったと説明した。その応答速度に関する詳細説明を行ったのが、6月1日に掲載された公式ブログの記事だ。

Microsoft Edgeの開発陣は「Webの相互作用的が高まるにつれ、JavaScriptへの依存度が高まっている。EdgeHTML 15は効率性向上を目的に、スマートスケジューリングメカニズムを採用した」と説明。Windows 10 バージョン1703 (Creators Update) とEdgeHTML 15の組み合わせで、応答性やパフォーマンスが大幅に向上するとアピールした。

0 comments:

コメントを投稿