2017年6月9日金曜日

Windows版「Simeji」のインストーラに任意コード実行の脆弱性(JVN)

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月8日、バイドゥ株式会社が提供する文字入力システム「Simeji Windows版(β)」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。橘総合研究所の英利雅美氏が報告を行った。

「[Simeji Windows版(β)]文字入力システムのインストーラ (simeji.exe)」には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-2219)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、同システムのインストーラの配布は終了しているため、インストールしないよう呼びかけている。なお、すでにインストールしている場合は本脆弱性の影響を受けない。

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