2017年9月17日日曜日

iPhone X発表会に見る「ジョブズ後のAppleを支える人たち」

 米Appleが開催した9月12日(日本の13日午前2時)の「iPhone」発表イベント、やっぱりリアルタイムで見てしまいました。速報記事の担当じゃなくても、楽しみで目が覚めちゃったんです。

 企業のイベントを毎回見ていると、製品だけでなく、デモの担当者も気になってきます。今でも故スティーブ・ジョブズさんの力強いプレゼンを懐かしく思い出しますが、ティム・クックCEOの絞り出すような語り口も味わい深いものです。

 各製品のデモ担当は毎回ほぼ決まっています。人気者はソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギさん。毎回ジョークで楽しませてくれます。

 今回は「iPhone X」のウリの1つ、「アニ文字(Animoji)」の紹介が秀逸でした。アニ文字は、自分の顔の動きをそのまま絵文字キャラにトレースするという、Pixarも真っ青な技術です。普段から表情豊かなフェデリギさんが、ニワトリやユニコーン、うんち(!)になりきる様子に、会場は大受けでした。

 フェデリギさんとの名コンビで知られるインターネットソフトウェア&サービス担当上級副社長のエディ・キューさんは、今回は「Apple TV 4K」の紹介だけでした。これまでSiriも担当していたのですが、9月に入ってSiriをフェデリギさんに譲り、メディアコンテンツに専念することになったのです。手ごわいハリウッドとの交渉は大変そうですもんね。

0 comments:

コメントを投稿