2018年2月22日木曜日

niconico以外で「コメント付き視聴」は根付くか 「dアニメストア ニコニコ支店」の現在

 2017年12月、NTTドコモとドワンゴが「dアニメストア ニコニコ支店」(以下、ニコニコ支店)をオープンした。dアニメストア同様月額400円(税別)で1500作品以上・約2万話を視聴でき、niconicoのような「コメント付き視聴」もできる、両社のハイブリッドサービスだ。

 ただ、オープン直後は「コメントが少なくてイマイチ」「有料動画にコメント文化は根付くのか」など、ネット上で厳しい意見も出た。サービス開始から約2カ月経った今、ニコニコ支店はどうなっているのか。

●ユーザー数は「順調に推移」 課題だった「コメント」は

 「ユーザー数は期待値を高めに設定していたが、順調に推移している」――dアニメストア ニコニコ支店を運営しているNTTドコモ田中伸明開発担当部長(スマートライフビジネス本部プラットフォームビジネス推進部)はこう話す。

 ドコモが2012年から提供している「dアニメストア」は、2400以上の作品が月額400円で見放題になる動画サービス。14年にはドコモ以外の端末にも開放したが、その名称から、他キャリアユーザーにアプローチしにくい課題があったという。

 一方、niconicoはアニメ好きのユーザーを多く抱えているが、多くの作品が月額制で見放題になるサービスは提供していなかった。「互いの特徴を取り入れた新しいサービスは、ユーザーを増やす戦術の1つ」と田中部長は説明する。

 だが、ニコニコ支店開設に当たって懸念点となったのが、niconico最大の特徴でもある「コメント付き視聴」だったという。

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