2018年3月31日土曜日

アップルのティム・クックCEO、Facebookのプライバシー基準を批判。「われわれは顧客を商品とは思っていない」

アップルのティム・クックCEOは、Facebookがユーザーデータの規定外流用を行った件につき、同社のプライバシー情報を取扱う姿勢を批判しました。

この発言は、アメリカのニュース専門放送MSNBCのインタビュー内で述べられ、2018年4月6日(現地時間)に放送予定とされるもの。「最高の規制は(政府の)規制がなく、自己規制だと思います。が、これは限度を超えています」として、Facebook問題につき政府当局による規制が必要との見方を仄めかしています。
クック氏はケンブリッジ大学の心理学教授らが5000万人分のFacebookユーザーの個人情報を無断流用したことや、Facebookの全体的なアプローチを両方とも批判しています。

が、これは昨日今日に始まったスタンスではなく、2015年にもFacebookとGoogleの個人データ収益化について同様の批判をしています。より遡れば前CEOのスティーブ・ジョブズ氏も、Googleなどのライバル企業とはプライバシー情報に関する姿勢が違うことを強調しており、一貫してブレがありません。
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さらにクック氏は「もしも顧客を商品とみなしていたなら、大儲けできるでしょう。我々はそれをしないことを選びました」と述べ、Facebookがユーザーを商品扱いしていると暗に批判しています。

もっとも、アップルは基本的にiPhoneやMacなどを販売するハードウェア企業です。

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