2018年3月26日月曜日

OPPOが世界で急成長を遂げた理由 日本では“キャリア市場”進出を狙う

 2018年2月に、SIMロックフリースマートフォン「R11s」で日本参入を果たしたOPPO。同社は現在、世界第4位、アジア地域に絞るとシェア1位のスマートフォンメーカーだ。お膝元の中国では、HuaweiやZTEといった老舗を抜いてシェア1位を獲得。参入からわずか6年で急成長を遂げた。特に若年層から熱烈な支持を集めている。

 そんなOPPOが、日本の一部メディアに生産工場を公開。開発担当が報道陣からの取材に応じた。急成長するOPPOの強みや、あえて今、日本市場に参入した目的をここから探っていきたい。

●カメラに注力して急成長、デバイスの共同開発で差別化を図る

 OPPOは、「全てのリソースをスマートフォンに集中」(カメラ担当 スー・ユー氏)させることで、急成長を遂げた。端末開発にあたって特に注力しているのが、デザイン、充電ソリューション、カメラの3つだ。中でも技術が注がれているのがカメラで、「ユーザーがいい写真を撮れるだけでなく、それが気軽に撮れることを目標にしている」(同)。

 「よりよい写真を撮るためには、ハードウェアとソフトウェア、2つに注力しなければならない」(スー氏)という考えのもと、カメラモジュールそのものや、チップセット内にあるISP(Image Signal Processor)のカスタマイズまで手掛けているという。例えば、カメラセンサーに関しては「ソニーと提携し、『IMX214』を開発して、業界で初めて『Find 7』に導入した」(同)。

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