2018年3月24日土曜日

Siriに家族を覚えてもらおう

iOSの音声アシスタント「Siri」は、ふだんの話し言葉でいろいろな処理を実行してくれます。天気予報や1日のスケジュールチェックはもちろんのこと、電話したりメッセージを送信したり、通信関連の処理もこなせます。人前で使うのは少々気が引けるものの、そうでない場合は積極的に活用しないと損ですよ。

SiriはちょっとしたAI(人工知能)機能を備えており、その"気の利いた"部分を日々の処理にも生かしてくれます。たとえば、「父」や「母」に電話したいと命令すると、連絡先に父や母の登録がない場合、誰が父/母なのか指示してほしいと反応があります。

Siriの質問に答える形で父/母の名前を伝えれば、Siriはその関係性を覚えて次回以降の命令に役立ててくれます。複数の電話番号が登録されている場合は、どの番号を宛先に使用するか確認してくれるので、誤って固定電話にメッセージが送信されることはありません。

Siriが覚えてくれるのは、父/母だけではありません。「妻」や「娘」、「おじいちゃん」や「おばあちゃん」、「弟」や「姉」にも対応できます。家族に限らず、「上司(マネージャ)」や「友だち」といった人間関係も覚えてくれます。

いちどSiriに「父」や「母」などの関係性を覚えてもらうと、その後の呼び名はかなり融通が効きます。「母」は「かあちゃん」で通用しますし、「妻」の代わりに「家内」や「奥さん」、「配偶者」でもOKです。クルマを運転中に「ヘイ、シリ」でSiriを呼び出し、「奥さんに○○○とメッセージを送信」などと話しかけるだけでメッセージ(iMessageやSMS/MMS)を送信できるのですから、ぜひ覚えさせておきましょう。

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