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2015年12月6日日曜日

「Surface Pro 4」の性能をSurface Pro 3/Surface 3と徹底比較する

 日本マイクロソフトは2015年11月12日、Windows 10 Pro搭載12.3型タブレットPC「Surface Pro 4」の国内モデルを発売した。Core i5搭載モデルを入手したので、数回に分けてその実力を検証していく。先代モデル「Surface Pro 3」および下位モデル「Surface 3」との比較にも注目していただきたい。第1回は性能と発熱を中心に検証する。

 Surface Pro 4は、スペックの異なる6つのモデルを用意。今回入手したのは上位から3番目のモデルで、Core i5、8GBメモリ、256GB SSDを搭載する。Microsoft Storeでの直販価格は19万4184円(税込/以下同)だ。Surface Proシリーズを使いこなすうえで欠かせない画面保護カバー兼キーボードとなる純正アクセサリ「Type Cover」(1万7712円)を足すと、合計21万1896円となる。

 基本スペックで目立つのはプロセッサの進化だ。Surface Pro 3が第4世代Core(開発コード名:Haswell)を採用しているのに対して、Surface Pro 4では最新の第6世代Core(同:Skylake)を採用しており、一気に2世代ぶん進化した。

 公式には具体的なプロセッサー・ナンバーまでは公開されていないが、評価機で確認すると2コア/4スレッド対応のCore i5-6300U(2.4GHz/最大3.0GHz、3Mバイト3次キャッシュ)だった。

●CPU性能(CINEBENCH R15)

 まずはCPU単独の性能を見よう。Surface Pro 4の第6世代CoreはSurface Pro 3の第4世代Coreに比べて内部構造を改良し、クロックあたりの性能向上を図っている。プロセスルールが22ナノメートルから14ナノメートルへと微細化したこともあり、特に高負荷時の電力効率が有利となった。ちなみに、Surface 3が搭載するAtom x7-Z8700は、CPUコアの内部構造が根本的に異なり、省電力をより強く優先した設計だ。

 CPU性能の調査には、CINEBENCH R15のレンダリングテストを利用した。「CPU」テストはマルチスレッド性能、「CPU(シングルコア)」テストはシングルスレッド性能の目安になる。

 テスト結果をSurface Pro 3と比較すると、CPU(シングルコア)は微増程度だが、CPUは約18%と大きく向上しており、写真編集や動画編集などCPUパワーを要求するような使い方での快適度は上がったと言える。

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