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2018年6月13日水曜日

東芝、7000億円自社株買いへ=株主還元要求に配慮

 東芝は13日の取締役会で、7000億円程度の自社株買いを実施する方針を決めた。半導体会社「東芝メモリ」売却で得た利益を使った株主還元策の一環。東芝は昨年12月、「物言う株主」も引受先に巨額増資に踏み切った経緯があり、一部株主から還元要求が強まっていた。

 自社株買いは、市場に出回る株式数を減らし、1株当たりの価値を高める効果があり、配当に並ぶ株主還元策。東芝は市場動向や法的な手続きを踏まえ早期実施を目指す。

 同社は1日に東芝メモリを約2兆円で売却。2019年3月期に9700億円の売却益を計上する結果、財務状況が大幅に改善する見通し。株主への配当可能額も1兆1000億円程度確保できそうで、海外投資家などから自社株買いなどによる株価引き上げを求める声が出ていた。 

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