課金要素のあるソーシャルゲームに関して、ソーシャルメディア上の注目度トップは角川ゲームスとDMM.comが運営する「艦隊これくしょん(艦これ)」で、ソフトバンクグループのガンホー・オンライン・エンターテイメントが手がける「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を上回った。プラスアルファ・コンサルティングが調査結果をまとめた。
この調査は2013年8月13―22日、ミニブログ「Twitter」を対象に「課金」というキーワードを含むツイート17万7575件を収集し、関連するゲーム名や課金額を分析した。
それよると、課金を含む言及数が最も多かったのは利用者数が約50万人(調査時点)の艦これで、約1万3000件のツイートがあった。利用者数約1800万人(同)のパズドラが約9000件でこれに次ぐ(グラフ参照)。
以下は、ゲーム大手バンダイナムコゲームスが運営する「アイドルマスターシンデレラガールズ(モバマス)」、ゲーム会社KLabの「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)」がそれぞれ約2600件。
艦これのTwitter上での注目度の高まりが際立つ結果となった。
また言及内容を分析した結果、全体として頻出する課金額は1000―3000円で、2000円が最も多い。これに加え1万円も多かった。
ゲーム別に見ると、艦これへの言及では課金額が1000―2000円と少額な傾向にあるが、パズドラは3000―1万円と比較的高額。モバマスに関しては3000円と1万円に集中し、スクフェスは1万円との言及が最多だった。
ゲームごとの課金に関する印象は、パズドラ、スクフェス、モバマスの場合「課金しすぎていないか怖い」など「課金―こわい」という意見が1位もしくは2位になった。
一方、艦これは「課金-こわい」の代わりに「課金―必要」との意見が1位、次いで「課金―必要ない」が2位だった。全体として利用者はソーシャルゲームの課金に警戒感を抱いており、低額で遊べる艦これの注目度が高いという。
(植木 皓=ニューズフロント)
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