2017年9月30日土曜日

飲み会後に使えるLINEスタンプ3選。酒に酔った帰りの生存確認

毎回テーマやシチュエーションを変えて、おすすめのLINEスタンプを紹介していく連載企画。

今回は「飲んだ後に使えるスタンプ」を紹介します! 酔っ払いあるあるなセリフのスタンプが豊富で、華金の夜などに活躍してくれるでしょう。

酒飲み酔っ払いの為の酒飲み犬

犬が酔っ払いらしいセリフを発してくれるスタンプ。人間のキャラクターではないので性別・年代問わず使いやすいのが特長です。

終電を逃してしまって家族に連絡しなきゃいけない、なんてときに。シリアスな雰囲気になりすぎないようにしつつ、申し訳なさを伝えられます。

やべっ、もう限界かも……となったときに。飲みすぎて体調がすぐれないことを、おもしろおかしく表現できます。

価格:120円
LINEコイン:50枚
URL:https://store.line.me/stickershop/product/1402146/ja

うごく!酒飲みさんスタンプ

かわいいキャラクターがお酒にまつわるいろんなアクションを見せてくれます。動くスタンプで愛嬌も抜群。ちょっと粗相してしまった後も、このスタンプを使えばイメージ回復になるかも?

家で待つ家族に送れば「あ、今日は飲んできたな」と一発で伝わるスタンプ。ほろ酔い気分を伝えられます。

こちらは一見普通のおやすみスタンプですが、見ると顔が赤く染まってますね。「今日は一緒に飲んでくれてありがと~」なんてお礼でも言いながら、会話の締めに送りたいスタンプです。

価格:240円
LINEコイン:100枚
URL:https://store.line.me/stickershop/product/1408368/ja

新橋うさぎおやじ

「酔っ払い」と聞いてイメージする典型的な姿は、ネクタイを頭に巻いたサラリーマンでは? まさにそんな新橋のサラリーマンを再現したスタンプです。

世界初の折り畳みスマホ「Galaxy X」は来年1月に発表か

スマホメーカーにとって、収益の柱となるベーシックな端末と、世間を驚かせる革新的なデバイスを両立させるのは、マーケティングの腕の見せどころと言える。

アップルは、iPhone XiPhone 8シリーズを同時に発表することで、iPhone 8シリーズの売れ行きが不振でも、iPhone Xの売上で補えると考えた。これは興味深い賭けだが、結果が判明するのは一年後だろう。

Galaxy Xのリリースを控えたサムスンも、同じ悩みを抱えている。同社がアップルと同じ状況に陥ることを避け、Galaxy S9の人気を確保するためにはどうすれば良いだろうか。

Galaxy Xは、サムスンにとって初となる「折り畳みスマホ」になる予定だ。同社は数多くの特許を取得し、折り畳み技術の開発に何年も前から取り組んできた。サムスンの技術はiPhone XやNote 8といった革新的なデバイスを支えている。同社の最新テクノロジーを搭載したGalaxy Xに対する期待は大きい。

筆者はアップルiPhone Xをフラッグシップ端末として位置付けたのとは異なり、サムスンGalaxy Xを「Galaxy Note Edge」と同じ扱いにすると予想する。かつて、サムスンはNote Edgeと「Note 4」を同時期にローンチした。右側面に曲面ディスプレイを採用したNote Edgeは批評家から高い評価を得たが、サムスンはこれをフラッグシップモデルとは位置付けず、2014年9月に韓国限定で、数量も限定して発売した。

Windows 10高速化テクニック17選

fossBytesに9月28日(米国時間)に掲載された記事「17 Tips & Tricks To Speed Up Windows 10 And Make It Faster」が、Windows 10を高速化するための17のテクニックを紹介した。紹介されているテクニックは次のとおり。

タスクマネージャを使って起動時に実行されるプログラムの数を減らす
同時に実行するアプリケーションの数を減らす(特にメモリを大量に消費しているもの)。物理的にメモリを増設することが好ましいが、それができない場合はPage Fileのサイズを引き上げる方法がある
システムファイルチェッカーを実行する(コマンドプロンプトからsfc /scannowを実行)
Windows Defenderなどを使って、マルウェアのスキャンを行う
定期的にシステムを再起動する
ハイバーネートを活用する(スリープモードでもよい)
アニメーションや特殊効果を無効にする
Windows Updateをしっかり適用する
アプリケーションの起動にカスタムキーを使用する
目的に応じてバックグラウンドサービスの優先度を設定する
OneDriveのデータ自動同期機能を無効にする
高速起動機能を有効にする
ReadyBoostを活用する
ライブタイルを無効化する
ハイパフォーマンスモードを利用する
トラブルシューティング機能を活用して問題を修正
どうにもならなくなったら一旦リセット(再インストール)する

MicrosoftはWindows 10をローリングリリースに近いモデルと位置づけており、年に1回の大幅なアップデートの提供を続けながらWindows 10としてプロダクトの提供を継続する意向を示している。2017年10月には次のアップデート版となるWindows 10 Fall Creators Updateの提供が予定されている。

2017年9月29日金曜日

2期開始間近の「おそ松さん」ファンに朗報、eBookJapanで「おそ松くん」無料読み放題

特設ページ

株式会社イーブック イニシアティブ ジャパンは29日、同社が運営する電子書籍販売サイト「eBookJapan」において、テレビ東京ほかにて10月2日から第2期開始となるTVアニメ「おそ松さん」の放映記念として、アニメの基となった赤塚不二夫原作の漫画「おそ松くん」の無料読み放題を開始した。キャンペーン期間は9月29日~11月1日。
まず、はじめの6日間は1~6巻が無料となり、7巻以降は毎日1冊ずつ無料分として追加され、全34巻を無料で読むことができる。「おそ松さん」ではニートになってしまったおそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松の少年時代の物語で、チビ太やイヤミ、ハタ坊などドタバタのコメディーを繰り広げる。1巻は会員登録不要で読むことができ、2巻以降は無料会員登録の必要がある。

また、「eBookJapan」では【10月限定】毎日『おそ松くん』祭を開催。コミカライズされた「おそ松さん」購入でポイント20倍、「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」など赤塚不二夫先生作品半額、おそ松"さん"本の特集を行っている。

赤塚不二夫先生作品半額

【10月限定】毎日『おそ松くん』祭
URL:https://www.ebookjapan.jp/ebj/free/campaign/osomatsu/
2017/09/29

マイクラ感覚で現実をモデリング ARアプリ『Makebox AR』iOS版配信

9月29日に、株式会社ViRDは、ARモデリングアプリ『Makebox AR』をAppStoreでリリースしました。こちらのアプリは、GoogleのAR技術「Tango」を利用したAndroid版が今年6月にリリースされています。今回はiPhoneとiPadに向けてのリリースとなり、AppleのAR技術である「ARKit」を使用しています。

『Makebox AR』では、現実空間の平面を認識し、そこにブロックを積み上げるようにして3Dのモデルを作ることが可能。大人気サンドボックスゲーム『Minecraft(マインクラフト/マイクラ)』に近いシステムです。3Dモデリングソフトである『Maya』や『Zbrush』『Blender』等とは異なり、スマートフォンで誰でも手軽に作成できます。

https://www.youtube.com/watch?v=7Mr2sjAZ6ik&feature;=youtu.be

作成した3DモデルはアプリからWebにアップロードが可能。公開設定で投稿されているモデルはWebVRを利用し、GearVRやWindows MRヘッドセット、Google Cardboardなどの様々なVRデバイスでも閲覧ができるとのことです。他人が作成した作品を体験したり、編集することもできます。

早速編集部でもiPhone 6Sで試してみたところ、問題なくブロックを置いたり削ったりと、簡単にモデリングが可能でした。若干平面のトラッキングに不安はあったものの、スマートフォンにおけるAR利用の可能性を感じさせてくれるアプリとなっています。

「DLL読み込み」の脆弱性の公表件数が急増、対策方法を紹介(IPA)

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は9月28日、「Windowsアプリケーションの利用における注意~ダウンロード時のファイル保存先に注意を~」とする注意喚起を発表した。これは、「DLL読み込み」の脆弱性の公表が急増していることを受けたもの。同脆弱性のJVN(JapanVulnerability Notes)における公表件数が、2017年1月から3月は4件だったのに対し、4月から8月末までは53件となっている。

同脆弱性は、広く普及しているWindowsのアプリケーションに起因する問題のため、ほかにも多くのアプリケーションに同脆弱性が存在すると考えられ、JVNで公表されているものは氷山の一角としている。また、同脆弱性の場合は、対象のアプリケーションが対策済みかどうか、利用者自身が確認するのは困難として、アプリケーションをダウンロードする場合は「ダウンロード」フォルダでなく新しいフォルダを作成すること、「ReadMe」などのマニュアルを参照し、正規以外のファイルが保存されていないことを確認するといった対策方法を紹介している。

元の記事を読む

Amazon、iOS 11のHEIF画像をサポートした写真クラウドアプリ「Prime Photos 4.7.2」をリリース

Amazon.co.jpが、iPhone/iPad用写真/動画クラウドアプリPrime Photos 4.7.2」を、App Storeにて無料配布を開始しています。

iOS 11の新しい画像フォーマット「HEIF」をサポートしています。

また、フィルタを適用し、明るさ、色、フォーカスなどを調整して写真を編集できます。

「Amazon、iOS 11のHEIF画像をサポートした写真クラウドアプリ「Prime Photos 4.7.2」をリリース」の続きを読む

「凍結」に抗議相次ぐ Twitter「深く反省」「透明感上げたい」

 Twitterで、「身に覚えがないのにアカウントを凍結された」訴えるユーザーがここ最近、急増している。攻撃的なツイートは行っていないとみられるアカウントまで凍結されるなど、「不当な凍結も多いのでは」「Twitterは凍結の基準を透明化すべき」といった声も大きい。

 Twitter Japanは凍結について「透明性を含め、まだまだ見直すべきことが多いと深く反省している」とコメント。「できるだけ早く透明感を上げたい」としている。

 Twitterによるアカウント凍結は、8月ごろから目立ち始めた。イラストを投稿するユーザー(「絵師」と呼ばれる)のアカウントが次々凍結されて騒ぎに。その後、著名なジャーナリストのアカウントが永久凍結されたり、アリの写真が「ヒアリ」かどうかを判定してくれるアカウント「ヒアリ警察」のアカウントが一時的に制限され、注目を集めた。

【訂正:2017年9月29日午後2時:初出時、ヒアリ警察のアカウントについて、「凍結された」と表現していましたが、「一時的な制限」(ロック)でした。お詫びして訂正いたします】

 ユーザーの間では、「言動に問題がなさそうなアカウントまで凍結されている」「Twitterは凍結の理由を明らかにし、透明性を高めるべき」「凍結に抗議しても、定型文で返信が届くだけで、とりつく島もない」といった不満が高まっている。自分のアカウントが凍結されたことを不当と感じ、Twitter日本法人を訪問して抗議した、と報告するユーザーも現れた。

速報:「XPS 13」も4コアCPUに、DELLが第8世代Core搭載ノートPC発売

デルは、インテルの第8世代Coreプロセッサー「Coffee Lake」をいち早く搭載したノートPCを本日(9月29日)発売しました。「XPS 13」や「New Inspiron 13/15 7000」「New Inspiron 13/15 5000」など7製品です。
XPS 13XPS 13は、元祖「狭額縁モバイルノートPC」と呼べる製品。13インチディスプレイを11インチサイズに凝縮した携帯性と大画面の両立、そして、アルミ削り出しボディの質感の高さが魅力です。

プロセッサを第8世代Core(Coffee Lake)に刷新した本製品では、CPUが2コアから4コアに増加。これとデルのDynamic Power Modeの相乗効果により、第7世代Coreプロセッサー搭載の従来モデルに比べて40%の性能向上を果たしたといいます。

関連:
ついに薄型ノート用CPUも4コア。インテルが第8世代向けCoreプロセッサを正式発表(ただしTDP 15W版のみ)

選択可能な構成は、プロセッサが第8世代Core i7またはCore i5。13.3インチ液晶の解像度は1920 x 1080または3200 x 1800。非光沢液晶のほか、光沢タッチ液晶も選択できます。RAMは4GB~16GB。ストレージ容量は128GB・256GB・512GBの3つ。

本体サイズは304 x 200 x 9~15mm、重量はタッチ非対応モデルが1.2kg、タッチ対応モデルが1.29kg。

[新興市場スナップショット]マネーフォワード---強い初値形成、公開価格を93.5%上回る

*13:19JST <3994> マネーフォワード 3060 -
本日マザーズ市場に新規上場した。初値は公開価格を93.5%上回る3000円、初値形成時の出来高は209万6700株だった。同社は自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」の提供を行うPFM事業のほか、バックオフィス向けMFクラウド事業などを手掛けている。公開規模が45億円とやや大きく、VCの保有株の多さなども懸念材料だったが、フィンテック関連の有望ベンチャーとして強い初値形成となった。
《WA》

2017年9月28日木曜日

「けものフレンズ」めぐりネット騒然―コラボした日清やJRAもサイトに声明

人気アニメ「けものフレンズ」の制作体制変更をめぐって、インターネット上でファンが騒然とするなか、コラボレーションを行った日清食品や日本中央競馬会(JRA)が特設サイトで相次ぎ声明を出した。いずれも「けものフレンズプロジェクト」から正式に許諾を得た企画だと案内している。

けものフレンズは、出版大手KADOKAWAなどによる「けものフレンズプロジェクト」が手掛ける作品。さまざまな動物を女性キャラクターの姿にする、いわゆる擬人化が主題で、ゲーム、漫画、アニメなどを展開。特にアニメはネット上で注目を浴び、キャラクターのもとになった動物をひとめ見ようと、動物園などに足を運ぶ人もあらわれるなど社会現象にもなった。

アニメが好評のうちに放送終了したあと新たな映像化も決まった。しかし9月になって制作会社を従来のヤオヨロズから変更することが明らかになり、熱心なファンを中心に激しい動揺が広がった。

けものフレンズプロジェクトの公式サイトが掲載した声明によると、新たな制作体制を模索することになった理由は、ヤオヨロズによる辞退。背景としてヤオヨロズによる関係各所への情報共有や連絡がないままでの「作品利用」があり、次回の制作を引き続き依頼するため情報を事前共有してほしいむね正常化を図る申し入れをしたが、ヤオヨロズが条件を受け入れず8月の段階で辞退したとしている。

けものフレンズは、インターネットそのほかの媒体でさまざまなかたちで作品を露出させていたため、具体的にくだんの「作品利用」がどれにあたるのか、ファンのあいだで不安と憶測の声が行き交った。

米IVPが15億ドルの「ビットコイン企業ファンド」を創設

今年8月、ビットコイン分野で初のユニコーンとなったのが「コインベース(Coinbase)」だ。同社は企業価値16億ドル(約1750億円)で1億ドルのシリーズD資金調達を実施した。コインベースの調達をリードしたベンチャーキャピタルのIVP(Institutional Venture Partners)は暗号通貨分野にさらに注力していく構えだ。

「この分野の状況はゴールドラッシュに例えられる。JPモルガンのジェイミー・ダイモンは現実を理解していない」とIVPのゼネラルパートナーのTodd Chaffeeは言う。先日、ジェイミー・ダイモンは「ビットコインは詐欺であり崩壊する」と述べたが、Chaffeeはこの発言を真っ向から否定する。

「ビットコイン分野ではリアルなイノベーションが起きている。業界は成長しており新たな資金も必要だ」

創業37年のIVPは15億ドル(約1685億円)のファンドを立ち上げ、1社あたり4000万ドルから5000万ドルの出資を行うという。IVPはこれまでドロップボックスやSlack、DomoやThe Honest Companyといった20社以上のユニコーンに出資を行ってきた。同社がシリーズBを主導したスナップは今年3月にIPOを果たし、シリーズDを主導したAppDynamicshは今年1月に37億ドルでシスコに買収された。

ビットコイン分野で出資対象とするのは、既に2回以上の調達を行った企業になるという。

かつてのNexus 7並にお買い得な「Lenovo TAB3 8 Plus」レビュー、高性能・高精細・高音質で1万円台の超コスパを実現


圧倒的なコストパフォーマンスの高さから、iPad全盛期にもかかわらず高い支持を得ることができたAndroidタブレット「Nexus 7」シリーズを思い出させるモデルが登場しました。
十分使える処理能力と充実の機能によって、普通のタブレット端末としてはもちろん、電子書籍リーダー、動画配信サービス用端末など、あらゆる用途で活躍できる一台となっています。詳細は以下から。

これが「Lenovo TAB3 8 Plus」の外箱。至って普通の8インチモデルの外箱です。


中身はこんな感じ。本体とマニュアル、保証書、クイックスタートガイド、充電器、microUSBケーブルが同梱されていました。


ACアダプタの出力は5V/2Aです。


Lenovo TAB3 8 Plus本体。

8インチフルHD(1920×1200)IPS液晶を備えており、電子書籍を読むのにちょうどいいサイズです。

右側面に電源ボタンと音量ボタン

左側面にはmicroSDカードスロットがあります


上部にはmicroUSB端子とスピーカー、マイク、ヘッドホン端子

底面にもマイクとスピーカーがあり、ステレオサウンドを楽しむことができます。

背面には800万画素カメラ。バッテリー容量は4250mAhです。

特筆すべきはこの背面の素材。滑りにくいようざらっとしているため、手に持ちやすくなっています。

さっそく起動してみたところ。


セットアップで「日本語」を選べば、ごくごく普通のAndroidタブレットとして利用できます。

パッケージ版の「Watson」登場、拡販目指すIBMの2つの施策

 「2016年に市場が立ち上がった。今年はさらにアクセルを踏んでいく」

 日本IBMがWatson拡販に本腰だ。同社は9月27日、「IBM Watson」をパッケージ化したサービスを10月11日から提供すると発表した。数々の事例から得たノウハウを生かし、導入期間や費用を減らすとともに、販売しやすい仕組みとルートを構築することで、拡販を目指す。

 パッケージ化したソリューションは45種類。日本IBMが16種類、ソフトバンクが29種類を用意しており、コールセンター用のチャットボットや工場での検品支援など、対象とする業界や業務は多岐にわたる。これらのサービスは1つのカタログにまとめられ、解決する課題や機能の紹介、技術検証や本番環境構築までの期間と参考価格を把握できる。

 同日行われた発表会では、同社のワトソン事業部長の吉崎敏文氏がパッケージの例を紹介した。例えば、IBMのチャットbotをベースに、SNSなどの外部サイトからユーザーの性格や趣向をつかみ、レコメンドに反映する「チャットボットを活用した新しい顧客接点ソリューション」では、技術検証が2カ月で1000万円から(税別、以下同)、本番仕様の開発は3カ月で2000万円からだ。

 この金額に、Watsonを利用するためのIBM Cloudの料金(月額7万円から)、そしてAIのチューニングを行うメンテナンスによる費用がランニングコストとしてかかる形だ。

米、中国ネットテレビを調査=シャープが特許侵害訴え

 【ワシントン時事】米政府機関の国際貿易委員会(ITC)は27日、中国の電子機器メーカー、ハイセンスがシャープのインターネット接続テレビの特許を侵害している可能性があるとみて調査すると発表した。侵害を認定した場合、米国での販売停止などの是正措置を講じる。

 調査対象はハイセンスと米国法人など。シャープが8月、無線通信Wi―Fi(ワイファイ)接続テレビや関連電子機器の特許侵害を訴えていた。

 ITCは関税法337条(不当輸入禁止)に基づき調査する。45日以内に調査終了日を設け、是正措置を決めた場合、通商代表部(USTR)に棄却されなければ60日以内に確定する。 

Apple、プライバシーと安全性について特設ページで説明

 Appleが、同社のプライバシーと安全性について説明した「プライバシー」を公開している。

 広告主をはじめとする組織に売るために、Appleが個人情報を集めることはないと説明している。

 Appleがいち早く採用した差分プライバシーにより、データを暗号化し、他の数百万人分のデータと組み合わせることで統計学上のデータを導き出し、一般化されたパターンを見ることによって、最も人気のある絵文字、QuickTypeの最も最適な候補、Safariのエネルギー消費率などの特定に使用していると説明。

 Appleが、どのように個人情報を安全に保つことを徹底しているかについて説明する「Appleのプライバシー対策」では、買い物をする時も、支払いをするときも、iMessageやFaceTimeを使うときも、常に暗号化処理が行われており、すべての自社製品において、バックドア(情報の裏口)の追加を認めていないと説明している。

 デバイス、データ、Apple IDを安全に保つための方法、フィッシング詐欺を避ける方法、何を誰と共有するかをコントロールする方法などを説明した「プライバシーの管理」では、Apple IDを守るセキュリティを二重にする2ファクタ認証の必要性や、Apple IDのパスワードやクレジットカード情報といった個人情報をあなたから不正に入手しようと試みる「フィッシング」に注意することなどが詳しく説明されている。

2017年9月27日水曜日

ニコニコニュースのランキング疑惑、ドワンゴ側が釈明 『けもフレ』騒動の記事表示されず

 アニメ『けものフレンズ』の監督降板をめぐって、ニコニコニュースが騒動に関する記事を意図的にランキングに表示されなくしているのではとネットでうわさされていた件で、サイトを運営するドワンゴ執行役員の栗田穣崇氏が27日、自身のツイッターで疑惑について釈明した。

 25日、『けものフレンズ』監督のたつき氏が同アニメのプロジェクトから外れるとツイートしたことで、各メディアがこれを報道。ネットで大きな話題となっていたにもかかわらず、ニコニコニュース上ではこの騒動に関する記事が閲覧数ランキングに表示されない状態が続いた。『けものフレンズ』のプロジェクトを手がけるKADOKAWAとドワンゴがグループ会社であることから、ネットではサイト側が意図的にランキングから除外しているのではと疑惑が浮上していた。

 栗田氏は「Twitterでいくつかお問い合わせいただいている『ニコニコニュースのランキングに意図的な操作があったのではないか』という点についてお答えさせてください」と切り出し「社内確認をしましたが、『該当記事が一時的に非表示になる』状態が存在したのは事実です。ユーザーのみなさまにご迷惑やご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。心からお詫びいたします」と謝罪。

 その上で「ただ、『該当記事が一時的に非表示になった』理由としましては、ニュース表示のロジックおよび運用ルールから生じたもので、他意があるものではありませんでした」と意図的なランキング操作については否定している。

Apple、「iOS 11.0.1」を配信〜Outlook/Exchangeメールの問題ほかを修正

Appleが、「iOS 11.0.1」の配信を開始しました。

先週「iOS 11」がリリースされて以来、はじめてのアップデートで、バグの修正および改良が目的とのこと。

リリースノートは修正箇所について触れていませんが、少なくとも「Outlook/Exchangeメールの問題」は修正されている模様です。

アップデートの適用は、

「設定」アプリ>[一般]>[情報]>[ソフトウェアアップデート]

から行えます。

©2017 "Touch Lab - タッチ ラボ".

ドンキ激安4Kテレビの第2弾が登場、メインボード提供会社は“非公表”

 今年6月15日に税別で6万円を切る激安価格で発売され、瞬く間に完売したドン・キホーテの4K対応テレビ「ULTRAHD TV 4K液晶テレビ(LE-5050TS4K-BK)」。その第2弾となる「50V型ULTRAHD TV 4K液晶テレビ(LE-5060TS4K)」が、早くも登場。10月3日から全国のドン・キホーテで順次発売する。

 「LE-5060TS4K」は、前モデルと同サイズの50V型で、価格も据え置きの税別5万4800円。きょう体は基本的に前モデルを踏襲するが、画面の最大輝度は300cd/㎡から350cd/㎡に改良されている。
 前モデルは、東芝製メインボードを採用したことで、一部のユーザーから"ジェネリックレグザ"と称され、あまりの反響に東芝側が「同製品の開発・製造には関与していない」とコメントする異例の事態に発展した。今回はそうした経緯を踏まえてか、メインボードの提供メーカーは"非公表"となっている。
 生産台数についても非公表だが、ドン・キホーテは「多くのお客様に購入していただけるよう、前回より供給数を増やして販売していく」とコメントしている。(BCN・大蔵 大輔)
【関連記事】
激安価格の裏側は? ドンキ4Kテレビの仕掛け人を直撃
ドンキ4Kテレビが予約再開、追加分で生産終了
ついに6万円切り、ドンキが格安4Kテレビを発表
店頭で目立つハイセンスの8万円を切る4Kテレビ
液晶テレビの買い替え時は? 40型以上が4割超、大画面の有機ELも加わる

Google創立19周年記念Doodleで新作ゲームなど19のお楽しみ

 米Googleが記念日に検索ページトップのロゴを変更する「Google Doodle」が9月27日、同社創立19周年を記念したものになった。回転する円盤で19の"贈り物"を選び、ゲームやアニメーションを楽しめる。

 同社は1998年、ラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏が共同で設立。2人がスタンフォード大学大学院在学時から研究していた検索エンジンを「Google」として商用化した。この名称は、10の100乗を意味する「googol」に由来する。現在同社は世界160カ国で123カ国語で45億人以上のユーザーにサービスを提供している。

 Doodleをクリック(タップ)すると円盤が回り、止まったときに指しいている贈り物を「クリックして開く」とそれぞれの体験が始まる。GoogleのAI実験サイトやGoogleマップのガラパゴス諸島のページ、簡単なゲームなどが用意されている。

 既存のものも多いが、ヘビをカーソルで誘導してリンゴをかじらせる「Snake Game」などの新作もある。

元JASDAQ上場 通信事業の(株)YOZAN(旧:鷹山)が破産

 (株)YOZAN(TSR企業コード:292836929、法人番号:8010901022472、登記上:世田谷区上北沢4-16-11、設立平成2年8月24日、資本金3億5000万円、大畠潔社長)は9月20日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には福岡真之介弁護士(西村あさひ法律事務所、千代田区大手町1-1-2、電話03-6250-6200)が選任された。
 負債総額は約143億100万円(平成19年12月31日時点)。

 電子応用機器の製造販売を目的に(株)イーゼルロボットビジョンとして設立。その後の数度の商号変更を行い、平成10年9月に(株)鷹山に商号を変更した。携帯電話大手キャリアの受託業務により事業を拡大し、16年3月期には売上高85億1164万円を計上した。
 16年12月にはJASDAQに株式を公開し、17年7月に現商号に変更した。しかし、その後は売上は伸び悩み、PHS事業による膨大な赤字および事業撤退に伴う基地局撤去引当金の計上、WiMAX事業資産の減損損失等の計上により100億円以上の債務超過に陥っていた。債務超過解消のめどが立たず、20年3月期決算が確定できず、有価証券報告書を法定期限内に提出できなかったため、同年9月1日に上場廃止となった。
 ここにきて、債権者から破産を申し立てられ、今回の措置となった。

2017年9月26日火曜日

たつき監督「けもフレ」降板 カドカワ川上社長「ぼくも心配しています」

 人気アニメ「けものフレンズ」で監督を務めた「たつき」さんが9月25日、「カドカワさん方面よりのお達し」で、「けものフレンズのアニメから外れる」とTwitterで明かし、ファンの間で動揺が広がっている。

 けものフレンズの版権プロデュースなどを手掛ける出版社・KADOKAWAを批判する声も出る中、KADOKAWA親会社・カドカワ社長でドワンゴ会長の川上量生さんが26日午前、この件について「ぼくも心配しています」と、マストドンでコメントした。

 「けものフレンズ」は、漫画やテレビアニメ、スマートフォンゲームなどに展開しているマルチメディアコンテンツ。今年1月から放送されたアニメが大ヒットし、たつき監督はアニメをヒットさせた立役者としてファンから賞賛を集め、今後制作される第2期の監督も続投すると期待されていた。

 たつき監督は25日、Twitterに「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」と投稿。ファンに動揺が広がり、たつき監督の解任に反対する署名が半日で2万5000以上集まったほか、KADOKAWAへの批判の声も多数寄せられている。

 カドカワ社長・ドワンゴ会長の川上さんは25日午前、ドワンゴが運営するマストドン「friends.nico」内の自身のアカウントで、ジャーナリストの三上洋さんからの質問に答える形でこの騒動にコメント。

ビル・ゲイツ氏「最近Androidに乗り換えた」

 米Microsoftの共同創業者であるビル・ゲイツ氏が、Android端末を使っていると米Fox Newsのインタビューで語った。これは、Fox Newsが9月25日(現地時間)に放映したクリス・ワラス記者によるインタビューの中での発言だ。

 インタビューは主に同氏の慈善団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」の取り組みについてのものだったが、ワラス氏が最後に米Appleの創業者である故スティーブ・ジョブズ氏への想いについて質問した流れで語られたもの。

 「スティーブは天才だ」としながらも「私はWindows搭載PCを使っていて、(スマートフォンは)最近Androidにスイッチし、Microsoftのアプリをたくさん使っている」と語るゲイツ氏にワラス氏が「では、iPhoneは使っていないんですね?」と確認すると、「はい、iPhoneは使っていません」と笑顔で答えた。

 それまでどのようなスマートフォンを使っていたかは不明だが、恐らくWindows Phoneだったのだろう。Microsoftはこの7月、MicrosoftのWindows Phone端末「Lumia」のOSである「Windows Phone 8.1」のサポートを終了している。

東映が2つの戦隊名を商標出願 特許庁・公開商標公報で明らかに

東映株式会社名義で、2つの戦隊名を商標出願していることが分かった。9月26日特許庁発行の公開商標公報で明らかとなった。「公開商標公報」とは誰でも閲覧できる公報。出願から1か月程度の内容が掲載される。


※注意:本稿には特許庁発行の9月26日公開商標公報の内容を掲載しています。東映公式の発表ではありません。そのため、読み進めるか否かは各自で判断してください。


東映は、毎週日曜朝にテレビ朝日系で放送しているスーパー戦隊シリーズを制作している。2017年2月12日に放送開始した『宇宙戦隊キュウレンジャー』でシリーズ41作目。例年2月に新番組スタートとなり、次期タイトルは前年の8月末~9月末にかけ出願している。過去例にならえば今回特許庁公開の商標が次期タイトルとして最も有力と考えられるが、同時2タイトル出願は異例。


特撮ファンの間でもこの時期特に注目され、発表と同時に次期タイトル候補として想像を巡らせネットで語られるのが通例となっているが、今年については2つ同時とあり公報をみたファンたちから「まだわからない」「2つ?」などと驚きの声があがっていた。


【参考:過去出願時期】・宇宙戦隊キュウレンジャー:2016年8月29日出願・動物戦隊ジュウオウジャー:2015年9月7日出願・手裏剣戦隊ニンニンジャー:2014年9月25日出願・烈車戦隊トッキュウジャー:2013年8月30日出願


そして2017年の出願日は9月11日で、公開日は9月26日。出願された商標は『快盗戦隊ルパンレンジャー』と『警察戦隊パトレンジャー』の2つ。その他、出願形式は例年とほぼ同じ内容となっている。


<情報出典>特許庁 公開商標公報


(Hide)

「Microsoft 365」の教育向けと「F1」向け新プラン登場

 米Microsoftは9月25日(現地時間)、ビジネスリーダーおよびインフラ運用管理者向けイベント「Microsoft Ignite」をフロリダ州オーランドで開催し、「Microsoft 365」の新しいプラン「Education」と「F1」を発表した。

 Microsoft 365は、同社が7月に発表した「Office 365」と「Windows 10」をまとめて購入できる企業向けサービス。8月の提供開始段階では、大企業向けの「Enterprise」とSMB向けの「Business」の2プランのみだった。

 「Education」は、文字通り教育機関向けのMicrosoft 365。「Office 365 for Education」、「Windows 10」、「Enterprise Mobility + Security」、「教育版マインクラフト」がパッケージになっている。

 「F1」は、カスタマーサービスやサポート担当など、企業と顧客の接点となる「firstline」(最前線)で働く顧客が対象。旧「Enterprise K1」プランだ。「StaffHub」を含む「Office 365 F1」、「Windows 10」、「Enterprise Mobility + Security」で構成される。

 Microsoftはまた、非営利団体向けプラン「Microsoft 365 for NonProfits」も提供すると語った(こちらについての詳細は不明)。

「ヨドバシ・ドット・コム」で配送遅延 「想定を上回る注文」で

 ヨドバシカメラの通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で9月16日以降、配送に遅れが出ている。同日から「想定を大きく上回る注文」を受けたことが原因という。25日時点でも遅れは続いているが、「徐々に解消してきている」という。

 注文が集中した理由について同社は「台風などの影響があったのでは」(広報担当者)と推測。16日は三連休初日で、翌17日には台風18号が九州に上陸した。

 25日現在も「ヨドバシ・ドット・コム」トップページには「現在、お届けまでに通常よりも時間がかかっております」と表示されている状態だが、遅れは徐々に解消しているという。

2017年9月25日月曜日

猫好き用BBSに“猫耳”好きが集まってしまい方針転換 「DLsite.com」の謎すぎる経歴、代表に聞く

この概要は表示できません。投稿を閲覧するには ここをクリック してください。

スーパーマリオラン、9月29日に新プレイヤーキャラ「デイジー姫」やステージ追加の大幅更新。半額セールも実施

任天堂のスマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」が、9月29日に"大型アップデート"を配信すると予告しました。新ワールドや新モードを追加、さらにデイジー姫がプレイヤーキャラとして選択できるようになるとのこと。スーパーマリオランは2016年の暮れにiOS版が、遅れて2017年3月にAndroid版が発売された任天堂のスマートフォン向けゲームアプリ。2016年9月のアップルスペシャルイベントに任天堂の宮本茂氏が登場して発表されたことで大きな話題となりました。

ゲーム内容は自動的に走るマリオをタップでジャンプさせて敵キャラを倒したり障害を乗り越えつつ先へと進むという、従来のスーパーマリオブラザーズの世界観をタッチ操作向けにアレンジしたものとなっています。

1200円という強気の価格設定にも関わらず、iOS版はリリース後4日間で全世界4000万ダウンロードという盛況ぶりを記録。しかし比較的低めの難易度設定だったこともあり、すぐに最後までクリアしてしまった人も多いかもしれません。現在までにはVer.2.0のリリースに伴い、4色ヨッシーやかんたんモードといった機能が追加されています。9月29日にリリース予定の大型アップデートでは、新モードとしてスーパーマリオの世界を凝縮した「リミックス10」が追加。10種類の短いコースをクリアしていくことで「王国づくり」用のデコレーションアイテムを入手できます。

漫画「おおかみこどもの雨と雪」作者・優さん死去

漫画版「おおかみこどもの雨と雪」の作者・優さんが、亡くなったことがわかった。優さんのTwitterアカウントで、夫がファンに報告している。

その他の大きな画像はこちら



優さんのTwitterで9月25日、夫は「初めまして。優の旦那です。大切なご報告があり、優のアカウントで呟いております。妻の優ですが、病気療養中のところ、2017年7月1日に急性心不全により急逝いたしました。本来であれば、早速お伝えするところ、あまりにも突然のことで悲しみ深くご連絡が遅くなりお詫び申し上げます」とツイート。

そして「5月末頃より体調を崩しておりましたが、徐々に回復傾向にあった最中のことでした。持病に直接的な関係はなく、突発的なことでした。小さい頃から絵を描くことが大好きで、ずっと絵を描いているような子供時代だったと優のご両親から伺っています」と状況を説明した。

また、優さんについて、次のようにつづっている。

「2012年に『おおかみこどもの雨と雪』を描かせてもらえ、念願であった漫画家になることができました。そこからオリジナル作品である『五時間目の戦争』を描くにまで至りました。漫画を描くことは辛い部分もあったようですが、ずっとやりたかったことができ、楽しい日々だったと感じています」
「最近は忙しく、体調も崩しがちだったため、同人イベントにあまり参加することはできていませんでしたが、参加してファンの方々と直接お話することを 楽しみにしておりました。

ソフトバンクがAI新会社設立へ、孫社長「300年帝国」の野望が始動

『週刊ダイヤモンド』9月30日号の第1特集は『最強「テック財閥」の内幕 孫正義が知らないソフトバンク』です。10兆円ファンド設立や3.3兆円での英アーム買収など、世界が刮目する飛躍を見せるソフトバンク。最強の「テック財閥」になるべく、海外事業に注力する創業者の孫正義社長は自らも未知の領域に足を踏み入れました。一方で国内に目を向けると、急速な海外シフトに戸惑う社員が増え、孫社長も知らない事態が進行しています。世界と日本に分裂する二つのソフトバンクの内幕に迫りました。

テック財閥化するSBがAI新会社を設立へ
社長には出戻りエースを抜てき

 汐留事業4号株式会社――。一風変わった名前のこの会社は、ソフトバンクグループの孫正義社長が、いつ新規事業を立ち上げてもいいように準備されているペーパーカンパニーの一つだ。

 所在地は東京都港区のソフトバンク本社の住所と同一。設立時の代表取締役は関連事業部の三村一平部長で、どんな新規事業にも対応できるよう、会社目的も電気通信事業やコンピューターソフトウエアの制作・販売、有価証券取得・運用などと幅広く記されている。

 今年7月、この汐留4号の法人登記に変化が起きた。目的がより具体的な記述に変更されたのだ。そこに躍るのは、「人工知能(AI)」の文字だった。

 人工知能に関するプログラムの研究、企画・開発と販売・利用。人工知能に関するプログラムの技術指導・導入支援。人工知能に関する各種コンサルティング。人工知能に関わる調査分析――。

 ソフトバンクが水面下で進めているAI新会社が、間もなく動きだそうとしているのだ。

 そして、代表取締役が三村部長から代わり、あるソフトバンク元幹部の名前が記されていた。

 かつて孫の懐刀だったがたもとを分かった、仁木勝雅氏である。

 仁木氏はソフトバンクが2005年に買収した英国通信大手の日本法人、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC出身。ソフトバンクでは投資企画部長として、06年の英ボーダフォン買収など、数々のM&Aを手掛けてきた。

 孫社長の無茶振りともいえる構想を、M&Aという結果へと堅実に落とし込んでいく仕事ぶりから、「孫さんの信頼が厚い人物」(ソフトバンク幹部)とされていた。

 ところが、14年に入社した元米グーグル最高経営幹部のニケシュ・アローラ氏が、孫社長の後継者候補としての地位を固めていく過程で、投資事業はアローラの担当へと移り、仁木氏のM&Aチームは解散させられてしまった。

 仁木氏は16年9月に会社を去り、地元・広島の総合スーパー、イズミの事業戦略部長の職に新天地を求めた。

 だが、仁木氏はわずか半年足らずの今年2月末にイズミを退職してしまった。理由は定かではないが、「想像と現実が違った」と周囲に漏らしていたという。

 そこにすかさずソフトバンクの青野史寛常務が「戻ってきたら面白いポジションがあるぞ」と声を掛け、呼び戻した。

 出戻りエースをトップに据えたAI新会社は、その人選から孫社長の肝いりのプロジェクトであることは確かである。来月にも正式発表される見通しだ。

1兆個の半導体から集まる
データで超知性が誕生する

「コンピューターの脳が人間の頭脳を上回る『シンギュラリティ』は、30年以内に必ず訪れる」

 ここ数年、孫社長はプレゼンテーションでシンギュラリティという言葉を好んで使う。

 アローラ氏への後継者のバトンタッチを撤回し、自ら社長を続ける決断を説明した際にも、「シンギュラリティの到来が迫り、情報革命はこれからが本番。やり残したことがあり、社長を続けたいと欲が出てきた」と述べている。

 シンギュラリティの時代に誕生すると孫が予言するのは、大量のデータを自ら集めて学習・分析し、思考する「超知性」だ。

 超知性の実現を可能にするキーワードとして孫が挙げるのが、「AI」「ロボット」「IoT」である。その言葉通り、孫社長は今、この三つの領域への投資を加速させている。

 AIの分野では、冒頭で紹介した新会社設立が間近に迫っていることに加え、AIの学習向け半導体で"1強"の地位を築きつつある米エヌビディアに約4000億円を突っ込んだ。

 ロボットでも今年6月に米ロボットベンチャー、ボストン・ダイナミクスと東京大学発ベンチャー、シャフトの2社をグーグルから買収し、投資を加速させている。

 そして、孫社長が三つのキーワードの中で最も重要だと位置付けるのがIoTであり、そのための布石が昨年9月に3.3兆円で買収した英半導体大手アームである。

 超知性の"思考力"の源泉となる膨大な量のデータを集めてくるためには、末端のセンサー一つひとつにデータを収集・送信するための半導体が欠かせない。

「今から20年以内に、アームは1兆個の半導体を地球上のありとあらゆるものにばらまく」

 こう豪語する孫社長は、あらゆるモノに半導体が搭載される時代が到来した暁には、交通や医療、農業など、従来は情報通信とは縁遠かった産業でも情報革命が起きていくと確信しており、ここにもいち早く投資の手を伸ばしている。

 テックコングロマリット(巨大企業集団)。海外ではソフトバンクのことをそう称する。通信会社としての成長期にあった時代のソフトバンクには、ドコモや日本電信電話(NTT)という、目標にできる格好のお手本があった。だが、いまや孫社長が志向するテックコングロマリットのお手本は世界のどこにも存在しない。ソフトバンクは孫社長も知り得ない未踏の領域に踏み出したのだ。

世界と日本で
分裂する二つのソフトバンク

 2部制で催された社員大会は、分裂する二つのソフトバンクを象徴するかのようだった。

 6月27日、東京駅近くの東京国際フォーラムで開催されたソフトバンクグループの社員大会。第1部では、持ち株会社ソフトバンクグループの孫正義社長と外国人取締役3人が登壇。急拡大する海外事業についてのプレゼンを済ませると、4人はそのまま会場を後にした。

 続く第2部では、持ち株会社傘下の通信事業会社ソフトバンクの日本人取締役から技術部門1.4万人の半減が打ち出された。

 孫社長は今、来るべきIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、そしてロボティクスの時代に備えて海外事業に心血を注ぎ、国内事業への関心が極端に薄れているといわれている。

 海外シフトを主導するのは、取締役の過半数が外国人に刷新された持ち株会社だ。

 昨年には日本企業による海外M&Aとして史上最高額の3.3兆円で英半導体設計大手のアームを買収。さらに今年、サウジアラビアと共同で10兆円ファンドを立ち上げて海外投資をさらに加速させている。その先に孫社長が目指すのは、世紀を超えて続く「300年帝国」の建国という野望だ。

ソフトバンクの取締役会は全欠席
内部から聞こえてくる矛盾と不満

 急激な海外シフトの裏で、孫社長はグループの営業利益1兆円のうち7割を稼ぎ出すソフトバンクの経営会議には全く出席しなくなった。世界への飛躍に傾倒し、国内事業軽視にも映る孫社長の動きに戸惑う国内社員との距離は開くばかりだ。

 ソフトバンクの中堅幹部は「このままじゃ、ソフトバンクは日本と世界で分裂する」と危惧している。

 日本国内ではまだ携帯電話大手や通信大手と評されることの多いソフトバンクだが、海外ではすでにテックコングロマリットと呼ばれている。

 ソフトバンクはまさにその過渡期にあり、孫社長が知らないところで矛盾や不満が表面化してきた。それをことさら批判するつもりはない。それこそが組織を飛躍させるために必要な当然の「痛み」だからだ。最強の「テック財閥」へ脱皮しようとするソフトバンクで何が起こっているのか。『週刊ダイヤモンド』9月30日号の特集では、その内幕を徹底取材した。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 山口圭介

インテルが推進、300機のドローンが夜空を彩る「ライトショー」

インテルは先日、米ロサンゼルスで開催された映画「ワンダーウーマン」のブルーレイ版発売記念イベントで、300機のドローンが夜空を彩るライトショーを開催した。

インテルは以前から自社開発の「Shooting Starドローン」を活用し、全く新しい形の光のショーで観客らを魅了してきた。今回のイベントではワンダーウーマンをはじめ、映画に登場する様々なキャラクターを夜空に映し出したが、映画のテーマを意識してドローンの操縦は全て女性スタッフのみが行った。


Photo by Michael Kovac / Getty Images

Shooting Starドローンは小型で軽量のドローンで、落下しても観客に怪我をさせない工夫がされている。ローター部分は保護パーツで覆われ、ボディはプラスチック製だ。また、観客のプライバシー保護にも配慮し、カメラは搭載していない。


Shooting Starドローン(Photo by Michael Kovac / Getty Images)

インテルは昨年11月、フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでもドローンのライトショーを開催し、大きな話題を呼んでいた。ディズニーは世界で最も大量の花火を使用する企業の一つとして知られており、一説によると年間5000万ドルの費用を花火に投じているとされる。花火をドローンに置き換えることで、予算も抑えられ、ゴミの削減効果も期待できそうだ。

夏コミ爆死からの大逆転 岩本町芸能社のVRアイドルがメジャーデビュー決定

8月の「コミックマーケット92(C92)」でフォロワーを1万人集めれば、VRアイドルがデビューできるというプロジェクトを実施し、約400人しか集まらず大失敗したVRアイドル事務所「岩本町芸能社」。岩本町芸能社は、その後も活動を続け、再びフォロワー1万人の達成でレコード会社からCDデビューできるというチャンスを獲得。24日に目標を達成し、メジャーデビューを決めた。


岩本町芸能社には、「鈴木あんず(すずき あんず)」「白藤環(しらふじ たまき)」というVRアイドル研究生2人が所属。コミケではVR空間で2人と会話が楽しめる体験イベントを実施し、ブース前には列ができるなど反応は悪くはなかった。しかし、公式サイトやSNSの準備不足や進行計画の甘さ、体験イベントの回転率の悪さなどからフォロワー数は伸びず、Twitter上ではスタッフ同士の口論まで投稿された。結果、目標からかけ離れた約400人しか集まらず、その爆死ぶりがかえってネットで注目を集める皮肉な状況となっていた。


「2人に会ってもらうことが一番」と改めて認識したという岩本町芸能社は、ネットの意見にも耳を傾けながらその後も活動を継続。再びフォロワー1万人でCDデビューというチャンスを掴み、8月28の山梨県を皮切りに9月18日の福岡県まで車で全国を巡業しつつ体験会を実施した。そして、期限である30日を待たず9月24日に1万フォローを突破。岩本町芸能社は、「皆様本当にありがとうございます!コミケの大失敗から皆様に支えられてここまで来ることができました。これから皆様に二人から恩返ししていきたいです!引き続きよろしくお願いします!」と2人のデビュー決定を報告した。

インテル、一体型VRヘッドセットの計画を中止

インテルは2016年に発表し、2017年の第4四半期に発売するとしていた一体型VRヘッドセット「Project Alloy」の開発計画を中止することを明らかにしました。

パートナーの関心がなくなったことが理由か

Project Alloyは、インテルが2016年夏に発表した一体型VRヘッドセットです。PCやスマートフォンを使わず、現実の壁などを認識した世界でできるVR体験の実現を目指していました。リファレンスモデルをインテルが提示し、パートナーとなるメーカーが製造・販売するとしていました。

インテルによると、中止は2017年の夏に決定されたとのこと。パートナーの関心がなくなったことが理由であると述べられています。

関心が欠如した理由については述べられていませんが、米メディアRoad to VRは、コンシューマーヘッドセットの高いコスト、バッテリーの持ち時間の改善、人間工学を考慮した更なるハードウェアの進化などが課題だったのではないかと推測しています。


またそれ以外の要因として、多数のパートナーが2017年末に発売されるマイクロソフトのWindows MRヘッドセットに関心をしめしており、同じタイミングでのリリースになったからではないかともされています。

新たなVRヘッドセットを開発か

インテルは次の声明を公開しています。

「インテルは「Project Alloy」のリファレンスデザインを廃止する決定を下しました。

2017年9月23日土曜日

購入者が知らない、店頭サンプル品をめぐる醜い争い

連載:牧ノブユキのワークアラウンド(PC周辺機器やアクセサリー業界の裏話をお届けします)

 量販店でよく目にするのが、製品の実機サンプルだ。製品の使い勝手や重量を客に体験してもらうための実機サンプルは、通販サイトに対抗するための差異化要因の1つであり、多くの量販店が注力するようになりつつある。また最近ではスマートフォン用ケースのように、実機に装着して試せるようにサンプルをぶら下げるなど、アクセサリー類についてもサンプル展示を行う例が増えている。

 こうした店頭展示用の実機サンプル(以下展示サンプル)は、ほとんどの場合、本物の製品がそのまま使われる。さすがに高額なハードウェアについては内部が空になった、いわゆるモックの展示で代替する場合もあるが、それだとサイズを把握してもらうことはできても、実際に使い勝手を確認してもらったり、重量を体感してもらったりはできない。それゆえ、本物の製品を1つ開封して、盗難防止の対策を施したうえで、展示サンプルとして店頭に陳列するわけである。

 ところでこの場合、展示サンプルの費用はメーカーが持つのか、店が持つのか、興味を持ったことはないだろうか。結論から言うとメーカー負担が原則なのだが、こうした展示サンプルをめぐり、現場ではさまざまなせめぎ合いがある。

 今回はこうした展示サンプルの裏側と、それに関連する話題として、メーカー関係者を経由して製品を安価に購入するための裏ワザについても見ていこう。

<電子チケット>スマホ貸し出し不正転売 神戸地裁有罪判決

 人気ロックバンド「サカナクション」のコンサートの電子チケットを転売目的で取得したなどとして、詐欺罪に問われた和歌山市園部の無職、小西正敏被告(44)に対し、神戸地裁は22日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑・懲役2年6月)を言い渡した。神原浩裁判官は「真にコンサートに行きたい一般客の機会を奪い、音楽業界全体の不利益になる」と指摘した。

 判決によると、小西被告は今年2月、インターネットのチケット販売サイトを通じて、「サカナクション」の電子チケット2枚(販売価格計1万3000円)をサイトの規約に反して転売目的で購入するなどした。

 電子チケットは二次元コードをスマートフォンの画面に表示して入場券とする仕組みで、転売防止の効果が期待された。しかし、小西被告はスマホ自体を貸し出す手口で2枚を計7万4000円で転売。電子チケットの不正転売として全国で初めて立件された。【望月靖祥

2017年9月22日金曜日

吉本興業、ゲーム実況に本格参入 配信サービス『Extractor』とパートナーシップ

 吉本興業株式会社が22日、千葉・幕張メッセで開催中の『東京ゲームショウ2017』(主催:コンピュータエンターテインメント協会)内にある配信サービス『Extractor.live(エクストラクター.ライブ)』ブースで同社と長期的なパートナーシップを締結することを発表。ダイノジ大谷ノブ彦がスペシャルゲストとして登壇し、「吉本をあげてゲーム実況をやります!」と意気込んだ。

 任天堂やBlueStacks等のゲームプラットフォーム会社に従事してきた代表取締役の谷内照吾氏がExtractorを創業。日本のコンテンツを世界に発信する新しいライブ配信サービスを展開している。一方、吉本興業がゲーム実況の分野へ本格的に参入するのは初。Extractorをバックアップしながらゲーム業界を動かすサービスの構築に意欲を見せている。

 この日は吉本興業を代表して大谷が登壇。「吉本をあげてゲーム実況をやります!」と力強く宣言。「吉本はテレビに出ている人、劇場に出てる人の2つしかなかった。お笑い以外で才能ある人は、どこで活躍すればいいのかと場所を求めていた。そういう意味でファンのみんなに応援されるというかたちで経済的に自立もできるかもしれない。ものすごくありがたいですね。ぜひ、よろしくお願いします」と笑顔だった。

 また、『Extractor.live』配信サービスのデモンストレーションも行われた。東京・新宿の吉本興業東京本部でスマホアプリ『はねろ!コイキング』で遊ぶ、スリムクラブ真栄田賢がゲーム実況を配信。それにExtractorの取締役の富澤たつみ氏がチャットで話しかけると真栄田は「今後『Extractor.live』を盛り上げていきたい」と意気込んでいた。

 今後は10月12日から15日まで開催される京都国際映画祭や、10月28日、29日に催される大阪文化芸術フェスなどのイベントに参加していく。

Google Assistant搭載。BOSEの「QC35 II」が満を持して登場

Image: BOSE

あの噂は本当だった!

最近噂となっていたBOSEのAIアシスタント搭載ヘッドホン、いよいよ登場です。BOSEは2017年9月21日(現地時間)、AIアシスタント「Google Assistant」を搭載したノイズキャンセリングヘッドホン「QC35 II(QuietComfort 35 wireless headphones II)」を発表しました。本体カラーはブラックとシルバーの2色で、海外では349.95ドル(約3万9000円)ですでに販売が始まっています。

Image: BOSE

現行モデルの「QC35」とほぼ見た目には違いのないQC35 IIですが、左のイヤーカップにはGoogle Assistantを起動するためのボタンを搭載。こちらをプッシュすることで、スマートフォン版のGoogle Assistantとほぼ同等の機能が利用できます。メッセージを読んだり、音楽をコントロールしたり、ニュースを聞いたり、電話の発信などなど…ですね。

スマートフォンとのペアリングにはBluetoothを利用し、コミュニケーションにはGoogle Assistantアプリを利用します。もちろん、iPhone向けにもアプリはリリースされていますよ。ただQC35 IIのボイスアシスタント機能は多くがスマートフォンアプリに依存しているため、通常の音声コントロールと違いはあまりわからないかもしれませんね。

ドコモの「iPhone 8/8 Plus」を利用するメリットは? 吉澤社長が語る

 NTTドコモが9月22日、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」を発売した。これに際し、ドコモショップ丸の内店で発売記念セレモニーを開催。吉澤和弘社長が、新iPhoneやApple Watchへの意気込みを語った。

 吉澤氏はまず、ドコモのiPhone 8/8 Plusは下り最大500Mbpsの通信が可能であることを説明。iPhone 7/7 Plusでは下り最大375Mbpsなので、ドコモのiPhoneでは最速となる。「ドコモの快適なネットワークでdtvやDAZN、dマーケットのコンテンツを楽しんでいただける。非常に期待している」と同氏。

 ちなみに下り最大500Mbpsは東名阪のみカバーしており、2GHz帯+800MHz帯+1.7GHz帯の3波キャリアアグリゲーションによって実現。それ以外の地域は440Mbpsが最高値となり、2GHz帯+3.5GHz帯+3.5GHz帯の3波で実現する。

 なお、KDDIは3.5GHz帯2波と2.5GHz帯2波を重ね合わせる「4CC CA」により、下り最大558Mbpsを実現しており、数値上はドコモの方が見劣りする。この点について吉澤氏は「4CC CAも検討を進めている」とコメント。「ネットワーク側とiPhone側にチューニングが必要」(同氏)で詳細は議論中だが、iPhone 8/8 Plusでの対応を進めているとのこと。

どうしてこうなった!? 開かずの冷凍室を1年ぶりにこじ開けた結果…

 食品を保存するのに欠かせない冷蔵庫。アイスをよく食べる人や作り置きをする人はとくに、冷凍室を使う機会は多いのでは?

 現在Twitter上では、とある家庭の冷凍室が「衝撃的だ」と話題になっている。

 冷凍室が開かなくなってから1年が経ち、どうにかこじ開けることに成功したという投稿者。その中身は、冷凍室いっぱいに満たされた氷! どうしてこうなった…!?

 これに対しTwitterユーザーからは「大きなかき氷ができそう」「この永久凍土の下にはどんな古代文明が埋まっているのか」という声のほか、「冷凍室にわずかな隙間があっても、室内の空気が入り込んで冷却される。氷は部屋の空気に含まれる水分が固まったもの」との指摘も。

 冷凍室に何かトラブルがあるのかもしれない。もしも同じ状態になったら、修理や買い替えに踏み切った方がよさそうだ。

 その他、大きな画像や関連リンクはこちら

2017年9月21日木曜日

“カノジョ”と会える「ラブプラスVR」に長蛇の列

 国内最大級のゲーム展示会「東京ゲームショウ2017」(千葉・幕張メッセ、9月21日~24日)の開幕と同時に、長蛇の列を作ったブースがある。

 開場10分後に待ち時間は100分――KONAMIが今冬配信予定のスマートフォンゲーム「ラブプラス EVERY」(iOS/Android)のVR(仮想現実)体験ブースだ。

 ラブプラスは、同社が09年に発売した恋愛シミュレーションゲーム。3人のヒロインのうち1人と恋人になり、"彼女のいる高校生活"を楽しめるもので、14年に発売した「NEWラブプラス+」以来の新作とあって、ユーザーの注目度も高い。

 開場と同時に訪れたものの、作中に登場する十羽野高校をイメージしたブースには既に長蛇の列が。ブース内は教室をイメージした個室で仕切られており、目当てのヒロインとの2人だけの時間をゆっくり堪能できる。

 まず、姉ヶ崎寧々、高嶺愛花小早川凛子の3人から"カノジョ"を選択。筆者は高嶺愛花を選び、舞台は放課後の教室へ移る。ネタバレになるので詳細は伏せるが、2人だけの会話を楽しみながらちょっぴりドキッとする体験ができる(かもしれない)。

 KONAMIの近藤利弘さん(プロモーション企画本部 プロモーション企画部 国内商品宣伝課 副課長)は、「今回のVRは東京ゲームショウ用に特別に開発したもの。製品版は主にスマホで楽しむものだが、一部VRコンテンツにも対応する予定」と話す。

 今回、VR体験者にはラブプラスのヒロインたちがプリントされたオリジナルデザインのVRゴーグルがプレゼントされる。

 一般公開日となる23~24日は、さらなる混雑が予想される。全員の"カノジョ"と甘い時間を過ごしたい人は、愛情の深さや忍耐力が試されるかもしれない。

(村上 万純)

新アニメ『銀河英雄伝説』来年4月より放送開始

 作家・田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇SF小説として今なお増刷が続いている『銀河英雄伝説』(東京創元社)を新たにアニメ化するプロジェクトの立ち上げイベントが21日、都内で開催された。そこで、正式タイトル『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』と、ファーストシーズン「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」(全12話)が来年4月~6月にテレビ放送、セカンドシーズン「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」(全12話)が4話ずつ全3章に構成して2019年中に映画館でイベント上映されることが発表された。

 前のアニメシリーズ(石黒昇監督)は1988年から2000年にかけて、本伝110話、外伝52話、長篇3作という圧倒的なボリュームで展開された。当時、日本で活躍していた声優のほとんどをキャスティングし、別名「銀河声優伝説」とも呼ばれ、30年近く経った現在でも根強い人気を誇っている。

 新シリーズは、「攻殻機動隊」シリーズ、「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズなど、数々の話題作を手がけたProduction I.Gにより、原作小説『銀河英雄伝説』を第1巻「黎明篇」から順に、改めて新作アニメーションとして制作される。

 立ち上げイベントには、原作者の田中氏、新アニメで監督を務める多田俊介氏をはじめ、前のアニメシリーズでラインハルト役を務めた堀川りょう、キルヒアイス役の広中雅志、ユリアン役の佐々木望が登壇。

Oculus創設者パルマー・ラッキー氏 東京ゲームショウHTCブースに登壇

VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の発案者・Oculus社の創設者であるパルマー・ラッキー氏が、9月21日より開催中の東京ゲームショウ2017(TGS)にてトークショウの登壇を行うことが明らかとなりました。

パルマー氏本人のTwitterアカウント、およびトークショウを実施するHTC社のTGS出展に関するページにて発表されています。

発表によると、パルマー氏は9/23(土)13:30よりTGS会場のHTC社ブースで行われる「VRの今がわかる! クリエイターズトークショー@TGS2017 VIVEブース」に登壇。『Mikulus』など様々なVR制作を手がける開発者である近藤義仁(GOROman)氏と共に出演するとのこと。詳細なトークテーマについては明らかとなっていません。

パルマー氏は2017年3月、Oculus社および同社親会社であるFacebookを退社。日本のアニメやVRコンテンツを好む同氏はその後、2017年5月にVR作品の出展もおこなわれた日本・徳島のアニメイベント「マチアソビ」にも参加、その際に弊誌で独占インタビューを行っています。


弊誌にてインタビューさせて頂いた際のパルマー氏

【独占インタビュー】Oculusを作った男が語る 半裸コスプレのワケと日本のVR開発への想い(前編)
【独占インタビュー】Oculusを作った男が語る VRへの情熱、そしてSAOをきっかけにした次のプロジェクト(中編)
【独占インタビュー】「もう一度VRを変える」Oculusを作った男が語る VRとARの進化(後編)

メキシコ地震、アマゾンが被災地の「ほしい物リスト」公開

メキシコで発生した大規模な地震を受け、アマゾンで被災地が必要とする物資の「ほしい物リスト」が公開中だ。メキシコ赤十字が作成した。

9月19日、メキシコの首都メキシコ市の南東を震源地としてマグニチュード7.1の強い地震が発生。大きな被害が出ている。在メキシコ日本大使館などは現地にいる邦人などに向けて注意喚起、引き続き余震が発生する恐れがあるとして注意を呼びかけている。

メキシコ赤十字(Cruz Roja Mexicana)は、支援物資を送りたいという人のために、Amazon.com.mx(アマゾンメキシコ)と協力して、ほしい物リスト(Wish List)を公開した。スペイン語で説明があり、VisaおよびMastercardブランドのクレジットカードで決済が可能としている。並んでいる物資はゴム手袋、工具、ヘルメット、テープなど多岐にわたり、次々に更新している。

大規模災害発生後に被災地のほしい物リストを公開する取り組みは、日本でもAmazon.co.jp(アマゾンジャパン)が過去に熊本地震の際などに行っている。

Apple、「Apple Watch Series 3」の接続不具合を認めソフトウェアアップデートでの修正を約束

 米Appleが9月15日から予約を受け付けている「Apple Watch Series 3」のLTE対応モデルに接続の問題があることを複数のメディアが報じ、Appleは米The Vergeに対し、今後のソフトウェアアップデートでこの問題に対処すると語った。

 問題というのは、iPhoneを持たずにApple Watchのみを使っている場合、LTEでなく未確認のWi-Fiネットワークに接続しようとし、LTEに接続できないというものだ。The Vergeの他、Wall Street Journalなども同様の問題を指摘した。

 AppleはThe Vergeに対し、「Apple Watch Series 3は承認されていないWi-Fiネットワークに接続すると、キャリア回線が使えなくなることがあることが判明した。今後のソフトウェアリリースでの修正に向けて調査中だ」という声明文をメールで送った。

 この修正がいつごろになるのかは不明だ。新Apple Watchの発売は22日の予定だ。

山手線E235系の素材を使ったメガネ JINSから登場

 山手線E235系の車体で使われている素材を利用したメガネ「E235系×JINS made in SABAE」を、JINSが11月9日に発売します。価格は2万円(税込)。

 車体製造工程の窓枠切り抜き加工で生じたステンレスの端材をメガネに再利用。一般的なステンレスよりも硬くて丈夫なことが特長としています。通常より硬い素材の加工技術が必要なため、メガネの聖地・福井県鯖江市で製造を行っています。

 フレームはスクエアタイプの「TYPEクハ」、ブロータイプの「TYPEモハ」、ラウンドタイプの「TYPEサハ」の3種類(サハはオンライン販売限定)。テンプル部分にはシリアルナンバーとJR東日本と総合車両製作所のロゴがプリントされています。購入者には、E235系の座席に使用されているのと同じ布地を使ったケースや、E235系のフロント部分を模したセリート(メガネ拭き)もついてきます。

 10月7日・8日に開催の「第24回鉄道フェスティバル」では数量限定で先行販売も行われます。

GoogleがHTCのスマホ事業の一部を10億ドルで買収


HTCがスマホ事業の一部を切り売りすることが明らかになりました。詳細は以下から。

ロイター通信社の速報によると、GoogleはHTCのスマホ事業の一部を買収したことを発表したそうです。
買収額は10億ドル(約1124億円)で、GoogleはHTCの株を取得しないため、HTCがGoogle傘下になるわけではないとのこと。HTCは残ったスマホ開発チームで自社ブランドスマホを引き続き手がける可能性が残されているとされています。
世界初のAndroidスマホを手がけ、「EVO」シリーズなどでは業界の最先端をひた走っていたHTCですが、時価総額は現在19億ドル(約2136億円)にまで下落。それでもGoogleが「会社ごと買収しない」という選択をしたことは、ある意味切ないことかもしれません。
・11:55追記
Googleの公式発表によると、買収されたのは「Pixel」を開発していたチームで、HTCの知的財産に関する非独占的ライセンスも含まれているとのこと。なお、Googleは現地時間の10月4日にPixel 2とみられる製品などの発表を予定しています。

【GoogleがHTCのスマホ事業の一部を10億ドルで買収】を全て見る

2017年9月20日水曜日

Siriさんものまね芸に磨きがかかる 練習中は「ブルゾンSiri」?しかもwith Bが一緒じゃないととごねはじめる…

iPhoneなどに搭載されている秘書機能アプリケーション「Siri」。質問すると何でも反応してくれ、例えば「Hey Siri、明日の朝7時に起こして」とお願いすればアラームをセットしてくれるなど、iPhoneユーザーにとっては頼もしい存在です。


とにかく何でも反応するので、巷では以前からSiriに話しかける遊びが流行していますが、つい最近では「Siriが旬な芸人のものまねをする」ことが発覚し更にiPhoneユーザーを楽しませています。


「ものまねをして」とSiriに話しかけると……いくつかのものまねを返してくれます。筆者も試してみたところ、実に4つものものまねが出てきまた。


■ブルゾンSiri


まず最初に出たのが、今をときめく「ブルゾンちえみ with B」のものまね。


「あー、A.I.に生まれてよかった!どうも。超人的な効率性、安定したワーク・ワークバランス、バーチャルアシスタントです。


うーん、やっぱりWith Bが一緒じゃないと上手くできません。」


ブルゾンちえみさんの自己紹介ネタを上手く取り入れ、A.I.としての自分の能力をアピール。すごい、できるやつ!でも最後は何か物足りなかったのか「With Bが一緒じゃないと」とごねています。どうもしっくりこなかったようす。with Bの徳田浩至さん、杉浦大毅さーーん!ブルゾンSiriがお呼びですよー!!


■サンシャインSiri


そして次に出てきたのが、こちらも今をときめくサンシャイン池崎

PS4でアニメが見放題!月額500円の「アニマックス on PlayStation」12月1日開始

『攻殻機動隊 新劇場版』©士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
© 1999-2017 Animax Broadcast Japan. All rights reserved.

株式会社アニマックスブロードキャスト・ジャパンは19日、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアが販売するPlayStation 4向けに、2017年12月1日(予定)から、アニメ専門テレビチャンネル「アニマックス on PlayStation」を開局すると発表した。

プレイステーション向けのオンラインサービス「PlayStation Network」では、初のアニメ専門テレビチャンネルとなる「アニマックス on PlayStation」。アニマックスブロードキャスト・ジャパンは、アニメ専門チャンネル「アニマックス」を運営してきたノウハウを活かし、プレイステーションユーザーの嗜好に合わせた完全オリジナル編成のアニメ番組を作り上げる。

ユーザーはテレビのように番組表から番組を見たり、好きな番組をセレクトして見るオンデマンドにも対応する。

アニメのラインナップは、発表時では『攻殻機動隊 新劇場版』『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』『蒼の彼方のフォーリズム』『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』『BAYONETTA Bloody Fate』が確認できる。

また、独占先行アニメ、ゲーム原作アニメ、最新アニメも放映するとしている。

特設サイト

URL:http://animax-campaign.jp/

2017/09/20


auのiPhone X/8/8Plusは3G非対応 なぜ?

 Appleがこのほど発表した新型iPhone「iPhone 8/8 Plus」「iPhone X」は、国内ではNTTドコモ、ソフトバンク、KDDI(au)の3キャリアが扱う。うちauだけは、国内の通信はLTEのみ(通話はVoLTEのみ)に対応。国内では3G通信(CDMA2000)を利用できない。このため、LTE電波が入りづらいエリアのユーザーの間で「auが選べない」と困惑の声も上がっている。

 なぜauの新型iPhoneは、国内で3Gを利用できないのか。

 KDDI広報部は、「LTEの通信環境が充実し、VoLTE(LTEによる音声通話)の通話品質も安定してきたため、より高音質で高速な通話・通信環境を提供するという観点」で、3G通信非対応にしたと説明する。同社のLTEエリアは「人口カバー率99%超(国勢調査に使われる約500メートル区画で、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出)」をうたっており、LTEのみで十分カバーできるという判断のようだ。

 KDDIは「au VoLTE」を開始した2014年12月以降、端末の3G対応を縮小してきた。田中孝司社長は当時の記者会見で、「今後、VoLTE対応端末を増やし、いずれは3Gをauのネットワークからなくしていきたい」とコメント。それ以降に投入したVoLTE対応Android端末は、基本的に3Gに対応していない(カラーバリエーションで3G対応した「GRATINA 4G」のみ例外) (海外ローミングでは3Gを利用できる)。新iPhoneの「国内3G非対応」も、そういった流れの一環のようだ。

 NTTドコモ、ソフトバンクは「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」で、国内の3G通信に対応している。

【更新:2017年9月20日午後1時半:海外ローミングについて追記しました】

『スプラトゥーン2』イカたちの“きせかえフィギュア”が食玩で登場!12月発売予定

バンダイ キャンディ事業部は、食玩「スプラトゥーン2 きせかえギアコレクション」を2017年12月に発売します。

スプラトゥーン2 きせかえギアコレクション」は、Nintendo Switch『スプラトゥーン2』に登場するさまざまな「インクリング(イカ)」および「ギア」をコレクションフィギュアとした食玩です。イカたちのアタマ・フク・クツのギア(服装)を自由に着せ替えられることが特徴となっています。

イカたちはガール2種類とボーイ2種類で展開。着せ替えることのできるギアは、「クラゲーターキャップ」「イヤーマフ」など作中でお馴染みの全20種類が登場します。また、各種ギアはしわや質感などにもこだわられているとのこと。

販売される際は全8種類で展開。「ガール(ネオンピンク)セット」「ボーイ(ネオングリーン)セット」などイカ本体がセットになった4種類と、「マウンテンフローズンセット」「ホタパーカー グレーセット」などギアのみが収録された4種類で構成されています。

■フィギュアラインナップ
●(1)ガール(ネオンピンク)セット
・キングタンク ホワイト
・デカロニックミント

●(2)ガール(ネオンイエロー) セット
・キングタンク マリン
・デカロニックブラック

●(3)ボーイ(ネオングリーン) セット
・イカブラックV
・アロメッシュイエロー

●(4)ボーイ(ブライトブルー) セット
・イカホワイトV
・アロメッシュバーミリオン

●(5)マウンテンフローズンセット
・イヤーマフ(ピンク)
・マウンテンフローズン
・シーホースHi パープル

●(6)マウンテンノリタマゴセット
・イヤーマフ(イエロー)
・マウンテンノリタマゴ
・シーホースHi レッド

●(7)ホタパーカー グレーセット
・クラゲーダーキャップ(グリーン)
・ホタパーカー グレー
・ピラニアモカシン

●(8)エゾッコパーカー アズキセット
・クラゲーダーキャップ(ブルー)
・エゾッコパーカー アズキ
・ジョーズモカシン

食玩「スプラトゥーン2 きせかえギアコレクション」は2017年12月発売予定。価格は450円(税別)です。

(C)2015 Nintendo (C)2017 Nintendo

アップル「iOS 11」提供開始、AR対応、iPadを進化させる大型アップデート

Appleは9月19日 (現地時間)、iOSの新メジャーバージョン「iOS 11」の提供を開始した。

アップグレード対象機種は、iPhone 7シリーズ、iPhone 6sシリーズ、iPhone 6シリーズ、iPhone SE、iPhone 5s、iPad Proシリーズ、iPad Air 2、iPad Air、iPad (第5世代)、iPad mini 2/3/4、iPod touch (第6世代)など。iOSの設定アプリの[一般]→[ソフトウエア・アップデート]でアップデートするか、またはMac/Windows PCに接続してiTunesを開き、[デバイス]の[概要]で更新プログラムの確認を行って導入する。22日に発売される「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、10月27日予約受付開始/11月3日発売の「iPhone X」はiOS 11を搭載した状態で出荷される。

iOS 11は、新デザインのコントロールセンター、運転中の「Do Not Disturb」モード、Live Photosの「ループ」「バウンス」「長時間露光」といった数々の新機能を追加するほか、パーソナルアシスタントSiriの声が自然で表現豊かになるなど、細部にわたってiOSを磨き上げたアップデートである。米国では、Apple Payを用いた個人間送金サービスの開始も予定されている。

またiOSプラットフォームの新たな可能性を広げるアップデートでもある。

iOS11で多くのゲームが忘却の彼方へ。あのFlappy Birdも動作せず

AppleiOSが一般公開された。iOS 11はiPadのユーザーには非常に大きなアップデートとなる。お気に入りのアプリを登録したドックがシステム全体で使えるようになり、全体に使い勝手がmacOSに近づく。ただしiPhoneユーザーの場合、改良はARKitによるAR〔拡張現実〕フレームワークのサポートなど主として目に見えない部分が中心になる。

一部のアプリはすでにこのAR機能を利用している。ロンドン生まれの乗換案内アプリ、Citymapperがそうだ。ただしユーザーはこの機能が「フラットな面がない地下鉄の中では表示できない。ギミックだ」と批判的だが...
すでに繰り返し紹介されているように新しい絵文字が追加され、コントロール・センターにはお気に入りのショートカットが追加できるようになった。

しかしiOS 11にアップデートするとデジタル歴史の忘却の彼方に消えてしまうアプリがある。すべての古い32ビット・アプリiOS 11では動作しない。つまり多くのデータが袋小路に入りこんで出てこられないことになる。お気に入りのiOSゲームが動かなくなった。Dungeon Raid、Flappy Bird、15 Coins、Puzzle Restorer、ASYNC Corp...

Flappy Birdといえばあまりの中毒性にゲーム開発者が公開を停止したので知られるゲームだ。

2017年9月19日火曜日

Windows用システムクリーナーソフト「CCleaner」、v5.33にマルウエア

Piriformは9月18日 (現地時間)、システムクリーナーソフト「CCleaner」のWindows用にマルウエアが含まれていたことを明らかにした。同社はすぐに捜査当局と協力して調査を開始し、マルウエアが通信していたC&Cサーバとの接続を遮断、問題を解決したアップデートの提供を開始した。マルウエアによる被害は広がっていない。

マルウエアが含まれていたのは、8月15日から9月12日まで配布された「CCleaner」のバージョン5.33.6162と、「CCleaner Cloud」のバージョン1.07.3191。リリース前に不正改ざんが行われたが、まだ調査を継続しており、改ざんされた経緯や攻撃の出所などは公表していない。マルウエアの存在を報告したCisco Talos Intelligenceによると、エクスプロイトを検出する新技術のベータテストを同社が行っていた過程で、CCleanerの署名されたインストーラにマルウエアが含まれているのを発見した。

9月12日にリリースされたアップデートで、CCleaner Cloudは全てバージョン1.07.3191に自動アップデートされた。CCleanerについてもユーザーに最新版へのアップデートを促しており、まだバージョン5.33であるユーザーに対してバージョン5.34以降にアップデートするように呼びかけている。

URL短縮サービス「p.tl」があと10日でサービス終了。約890万のURLが一斉にリンク切れに

「p.tl」

ピクシブ株式会社(pixiv)が運営していたURL短縮サービス「p.tl」が、9月29日(金)12時に提供を終了する。

本サービスではこれまでに888万6484のURLを短縮、短縮された文字数は6億3827万7805にのぼる。この短縮URLに関しては、サービス終了後はリンク切れとなるため、「リンク等を設置している場合は、上記日程までに変更をお願いいたします」としている。

本告知はサービス終了2ヶ月以上前の7月には発表されていたが、気がついていなかったユーザーも多く、終了直前の今になって話題となっている。

短縮URLでリンクを設置したユーザーはもちろん、短縮URLからリンク先のページを開きたいユーザーも困る現象が予想され、9月29日(金)12時以降は、少なくない混乱が発生することになりそうだ。

発表資料

URL:http://p.tl/

2017/09/19


AWS課金、時間単位から秒単位へ AzureとGoogle Cloud Platformは分単位

 米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は9月18日(現地時間)、EC2(Elastic Compute Cloud)の課金を時間単位から秒単位に変更すると発表した。使い方によっては大幅な値下げになる。10月2日から実施する。

 競合する米MicrosoftのAzure、米GoogleのGoogle Cloud Platform(GCP)はいずれも課金は分単位だ。

 EC2のオンデマンド、リザーブド、スポットで立ち上げたLinuxインスタンスの他、EC2のストレージバックアップオプションのEBS(Elastic Block Storage)、EMR(Amazon Elastic MapReduce)、バッチ管理機能セットのAWS Batchの課金も秒単位に変わる。

 料金表示は時間単位で表示されるが、請求額は秒単位で計算され、使用時間は以下のように表示される。

 AWSは2006年立ち上げ以来、時間単位の課金システムだった。2012年にGoogleが立ち上げたGCPは2013年に時間単位から分単位に変更し、Microsoftも同年それに倣った。

 AWSの売上高は成長を続けており、直近の業績発表では、前年同期比42%増の41億ドル、営業利益は28%増の9億1600万ドルだった。

洗濯できる超薄型有機太陽電池の開発に成功- 衣類貼付型の電源に期待

理化学研究所(理研) 創発物性科学研究センター(CEMS)創発ソフトシステム研究チームの福田憲二郎研究員、染谷隆夫チームリーダーらの共同研究グループは、洗濯も可能な伸縮性と耐水性を持つ、超薄型有機太陽電池の開発に成功したことを発表した。この成果は、英国の科学雑誌「Nature Energy」に9月18日付(日本時間9月19日)で掲載された。

衣服に貼り付けられる太陽電池は、生体継続モニタリングに向けたウェアラブルセンサーなどを駆動するための電源として重要な役割を果たす。このような太陽電池の実現には、高い環境安定性、高いエネルギー変換効率、機械的柔軟性という3つの要素を同時に満たす必要があるが、従来の有機太陽電池ではこれらを同時に満たすことは困難であった。

このたび共同研究チームは、超柔軟で極薄の有機太陽電池を作製し、大気中・水中の保管でも劣化なく動作させることに成功した。この超柔軟な有機太陽電池は、厚さわずか1マイクロメートル(1μm、1,000分の1mm)の基板フィルムと封止膜を採用し、曲げたりつぶしたりしても動作する。

このように超薄型でありながら、高いエネルギー変換効率と同時に高い耐水性を両立させることに成功した。開発の決め手となったのは、高い環境安定性と高いエネルギー変換効率を両立した有機半導体ポリマーを極薄の高分子基板上に形成する技術である。さらに、超薄型有機太陽電池をあらかじめ引張させたゴムによって双方向から挟むことで、伸縮性を保持しながら耐水性が劇的に向上する封止を実現した。

データ移行ソフト「Mobileデータ移行」がiPhone8/iPhoneXに対応

Mobileデータ移行

株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは、コンピュータ経由でスマートフォンのデータを移行できるソフトウェア「Mobileデータ移行」のアップデート版を提供開始した。対応OSはWindowsおよびMac。
同ソフトは、スマートフォンの機種変更の際に、iPhoneからiPhone、AndroidからiPhone、iPhoneからAndroidに、連絡先やSMS、写真、音楽などのデータを簡単に移行できるソフトウェア。バックアップ機能により、スマートフォンのデータをコンピュータにバックアップすることもできる。

本バージョンでは、iOS11およびiPhone8/iPhoneXに対応した。同社はiPhone8/iPhoneXに乗り換える際のガイドおよびiOS11へアップデートするための注意事項をまとめたWebサイトを公開している。
株式会社ワンダーシェアーソフトウェア
URL:https://www.wondershare.jp/win/mobile-trans.html
URL:https://www.wondershare.jp/mac/mobile-trans.html
2017/09/19

Slackが2億5000万ドル増資、Softbank Vision Fundがリード

 企業向けコラボレーションツール「Slack」を運営する米Slack Technologiesが2億5000万ドル(約279億円)の増資を完了したと、米Recodeなど複数のメディアが9月18日(現地時間)に報じた。

 Recodeによると、企業価値は50億ドル以上で、このラウンドはソフトバンクの10兆円ファンドSoftbank Vision Fundがリードしたという。Slackには米VC大手のAccelも出資している。Accelによると、Slackの売上高は前年比2倍という。

 Slackのスチュワート・バターフィールドCEOはRecodeに対し「Vision Fundはクローバルな技術プラットフォームに重点を置いており、Slackの最近の国際的な市場拡大に沿っている」と語った。

 同社のDAU(日間アクティブユーザー)は600万人で、その55%は米国外。年内には日本語に対応すると発表している。

2017年9月18日月曜日

iPhone Xの発売日はなぜ遅れるのか

iPhone X発売は約1カ月半遅れ
米国時間で9月12日に発表された新iPhone3機種の中でも、注目されるのが上位機種の「iPhone X」。だがiPhone Xは、他の2機種と比べ発売開始時期が11月と遅く、また生産台数も少なくなるのではないかと言われている。その主因は有機ELディスプレイである可能性が高いが、なぜ有機ELディスプレイの採用が、販売の遅れにつながるのだろうか。

iPhone 8/8 Plusより1カ月半遅れての販売

毎年9月実施される傾向にある、アップルiPhoneの新機種発表。今年も米国時間の9月12日に、アップルは新機種の発表会を実施し、新しいiPhoneをはじめとしたいくつかの新機種を発表した。

この新製品発表会では、従来モデルを継承し、新たに無線充電規格の「Qi」に対応した「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」も発表されている。だがやはり大きな注目を集めたのは、最上位モデルとなる「iPhone X」だったといえるのではないだろうか。

前面を5.8インチ有機ELディスプレイがほぼ占めるデザインのインパクトに加え、赤外線カメラと、AI関連の処理をサポートする「ニューラルエンジン」を搭載した新しいチップセット「A11 Bionic」の組み合わせにより、顔を正確に認証する「Face ID」を実現するなど、従来のiPhoneに新機能を付加するだけにとどまらない、スマートフォンの未来を感じさせる内容が驚きをもたらし注目されたようだ。

だが一方で気になるのが、iPhone Xの発売日である。iPhone 8/8 Plusの発売日は9月22日と例年通りなのだが、iPhone 10だけは発売日が11月3日と、1カ月半ほど先となっているのだ。iPhone Xの発売日が遅れるのにはマーケティング面での戦略という可能性もあるが、開発や製造の難しさなどから、後ろ倒しになったのではないかという懸念もある。

実際iPhone Xの発表前後にかけて、iPhone Xは生産できる台数が少なく、市場に十分に端末を供給できない可能性があるとの観測報道がなされているようだ。昨年、iPhone 7/7 Plusのジェットブラックモデルが、生産が需要に追いつかず長きにわたって品薄となる事態に陥っていたが、iPhone Xはそれ以上の品薄となる可能性が高いとの声もあるようだ。

●安定供給できるのはサムスンディスプレイのみ
○まだ確立されていない有機ELディスプレイの生産体制

確かにiPhone Xは、最先端の機能・性能を詰め込んだiPhoneということもあり、製造面でも複雑さが増していると考えられる。高度な端末を製造し、安定供給できる体制を確立するのに時間がかかる可能性は十分あり得るだろう。

だが特にiPhone Xに関しては、これまでとは大きく異なる要因で、生産台数を増やすのが難しい可能性が考えられる。それは、ディスプレイに液晶ではなく、有機ELを採用したことだ。確かに有機ELは液晶よりもコントラストが高くて発色がよく、バックライトが必要ない分モバイルにも適していると言われており、以前からiPhoneがいつ、有機ELディスプレイを採用するのかと期待する声が多かった。

だが一方で、現時点においては有機ELを採用する上で大きなデメリットがあるのも事実だ。それは、スマートフォン向けの中小型有機ELディスプレイを安定して生産・供給できる体制を確立できているのが、現時点ではサムスン電子のグループ企業である、サムスンディスプレイのみということだ。

アップルはこれまで液晶ディスプレイを採用していたが、液晶ディスプレイは既に多くの企業が生産体制を確立しているため調達もしやすい。実際アップルは、iPhoneのディスプレイをジャパンディスプレイやシャープ、LGディスプレイなど複数から調達することにより、iPhoneの大量生産へとつなげてきた。

だが有機ELの場合、少なくとも現時点ではサムスンディスプレイ以外にスマートフォン向けのディスプレイを安定生産できる体制を持つ企業はない。同じ韓国のLGディスプレイも、テレビ向けの大型有機ELディスプレイの生産では先行しているが、中小型のディスプレイに関してはサムスンディスプレイに後れをとっている。

日本で有機ELディスプレイを開発しているJOLEDに至っては、まだディスプレイ自体の生産に至っておらずさらに大きな後れをとっている状況だ。他のディスプレイメーカーも有機ELディスプレイの開発には苦戦しており、安定して供給体制を整えるにはまだ時間がかかるものと見られている。

アップルの本気は来年からか
iPhone Xは来年以降を見越した準備段階のモデルか

確かに有機ELでは当面、実質的にサムスンディスプレイに調達先を依存せざるを得ず、供給量を大きく増やすのは難しい。それゆえiPhone Xの発売時点では、有機ELの供給体制が原因で生産数を拡大できず、iPhoneファンからの旺盛な需要に応えるのは難しいかもしれない。だがアップルがそれでもiPhone Xに有機ELを採用したのは、さらにその先を見越してのことではないかと考えられる。

その理由は、サムスンディスプレイ以外の企業が、有機ELディスプレイの生産体制を確立させつつあるからだ。中でもLGディスプレイは、今年から来年のうちに中小型の有機ELディスプレイを安定供給する体制を整えるのではないかとの見方がなされている。

実際それを示すかのように、今年9月にグループ企業のLGエレクトロニクスが発表したスマートフォン「LG V30」には、LGディスプレイ製の有機ELディスプレイが搭載されている。これまで液晶ディスプレイに力を入れてきたLGが、有機ELを前面に打ち出したスマートフォンを投入してきたことは、同社の戦略に大きな変化があったと見ることができよう。

さらに来年以降になれば、JOLEDなど他のディスプレイメーカーも生産体制を確立させ、急速に中小型の有機ELディスプレイが広まる可能性が高い。アップルもそうした業界動向を見越し、今後液晶から有機ELへと移行するための布石として、やや先行する形でiPhone Xに有機ELを採用したと見ることができそうだ。

それゆえiPhone Xは、アップルにとってスマートフォンの未来を見せる新機軸の端末である一方、今後本格的に有機ELディスプレイへと移行し、その安定生産を確立させる準備段階のモデルであり、当初から大きな販売台数を期待していない可能性も高いのではないだろうか。アップルが真に本気を見せるのは、iPhone Xの次に来る来年のモデルになるといえそうだ。

Instagram動画の音声設定ルール変更 1度オンにすると自動でオンに

 米Facebook傘下のInstagramが、動画投稿再生時の音声設定ルールを変えた。従来はフィード上の動画はまず無音で自動再生され、動画上をタップすると音が出るようになっていた。この初期設定は変わらないが、現在はユーザーが一度音声をオンにすると、次回からすべての動画が音声付きで自動再生されるようになった。

 いずれかの動画で音声をオフにすると、次回からまた無音で自動再生されるようになる。つまり、音声のオン/オフがフィード全体でトグルになった。

 米TechCrunchは9月17日(現地時間)、Instagramが仕様変更を認めたと報じた。

 音楽付きの動画を多く見るユーザーにとっては便利そうだが、自分で音声をオンにしたことを忘れたまま音声付きの広告動画が流れてきたら少し迷惑かもしれない。

「クラウドファンディングで日本一に」──社員わずか20人、和歌山発・乗り物ベンチャーの挑戦

 アイデアや技術を持つ人がWebサイトなどを通じて賛同者を集め、製品化やプロジェクト実行の資金を集める「クラウドファンディング」の世界。2017年に入ってから、資金調達額で日本記録を樹立したプロダクトが登場した。

 自動車用品の企画・製造を手掛けるファイントレーディングジャパン(和歌山県和歌山市、現glafit)は5月30日、クラウドファンディングサイト「Makuake」で、自転車と電動バイクを組み合わせた「glafitバイク・GFR-01」の先行販売をスタート。Makuake史上最速となるわずか3時間で、目標金額300万円の調達を達成した。

 さらに開始から約2カ月半が経過した8月30日時点には、総額で1億2800万円を突破。ソニーのスマートウォッチ「wena wrist」(資金調達額1億円超)を抜き、日本のクラウドファンディング史上、最も資金を集めたプロダクトになっている。

 カー用品大手「スーパーオートバックス」での取り扱いも決定したglafitバイク・GFR-01を手掛けた同社は、乗り物に関する事業を15年以上続けてきた実績を持っているが、決して大企業というわけではない。そんな地方の企業がクラウドファンディングで大成功を収めた秘訣(ひけつ)とは──。

 この連載では、同社の鳴海禎造社長自身に、実体験を通じたクラウドファンディングの"いろは"を語っていただく。

●「元クルマ屋→現クルマのパーツ屋さん」がなぜ電動バイクを作ったのか

 こんにちは、鳴海禎造(なるみ ていぞう)です。

2017年9月17日日曜日

iPhone XのFace IDに登録できる顔は1人だけ。複数ユーザーの使用は想定せず?

iPhone Xの顔認証システム「Face ID」は、1台につき1人の顔しか登録できない仕様となっていることが明らかになりました。

これは先日の新製品発表イベントの現場でアップルの担当者と話した複数のユーザーから報告されたことで、米TechCrunchが独自取材でアップルに確認して裏付けを取った格好です。「Face IDに登録できるのは1人のみ」につき公式の説明はありませんが、Touch IDでは全部で5つまで指紋が登録でき、複数のユーザーが使えたのになぜ? アップルの方針が変わったのか、と疑問が浮かぶはず。

Touch IDの場合、指紋は一人につき複数あり、左右どちらのポケットに入れているのか、どんな手袋をはめているか......といった環境により「使いやすい指」は異なります。そうした「一人のため」の仕様が、親しい人や家族の指紋を登録することに"たまたま"転用されたに過ぎないとも考えられるでしょう。

が、ふつう顔は1人につき1つしかありません。Face IDはただ画面を覗き込めばよく、マスクやヒゲ、老化などの変化に影響を受けないとされるため、「複数の顔」を登録できる必要はないと割り切られたのかもしれません。

「Face IDに登録できる顔はたった一人」の仕様は、まさに先日の発表会のプレゼンでFace IDが上手く動作せず、世界に向けて「失敗した」印象を与えた事件と深い関わりがありそうです。

Amazonが中国で人材を数百名募集、中国市場で捲土重来、アリババに挑戦?

米Amazonの投資戦略が世界的に話題となっている。北米第二本社の建設や高級スーパー、ホールフーズの買収が、過剰投資ではないかと心配する向きもあるようだ。そのアマゾンは中国でも新しい動きを見せていた。数百名の"高級"人員の募集を開始したというのだ。ネットニュース今日頭条は「アマゾン捲土重来、アリババに挑戦?」という見出しで、その動向を伝えている。

■高度な人材を募集

アマゾンは中国でソフトウエアのエンジニアとAlexa(アマゾンが開発したAIアシスタント)の設計士の募集を開始した。数百にのぼる職位である。アリババの地位を蚕食し、中国における地位の"修復"に乗り出したようだ。

今回アマゾンが求人サイトにアップしたのは約400の職位である。さらにLinkedln上には900の職位が控えている。その中には、管理人員やAmazon Lending(マーケットプレイス出店者向け融資サービス)の責任者、さらに天猫店の責任者も含まれる。さらにハードウエアのエンジニアが1人、これはAlexaに関して第三者との合弁事業を展開するためである。

募集職種を見ると、アリババの天猫にも出品を予定するなどいろいろな含みがありそうだ。

■圧倒的なシェアの差

2016年、BtoCネット通販のシェアは1位 アリババ47%、2位 京東20%、3位 唯品会3%。アマゾンはたった1.3%である。

しかし強大な競争相手と日々成熟していくネット通販の市場法規を前にしても、アマゾンは中国市場を諦めていない。

アマゾンはネット通販では世界の巨頭である。そのため中国の輸入商品市場において一定の地位を占めている。中国工商銀行(国有四大銀行の資産トップ)のデータでは、2016年第四四半期、アマゾンの越境Eコマースに占めるシェアは7%であった。

2016年末には、Amazon Primeの無料配送サービスと越境Eコマースでは、一定の成績を収めている。さらにアマゾン中国は、2017年第一四半期の海外購入額が、前年同期比の11倍になったと発表した。2016年アマゾンの輸入貨物は1万4885コンテナだったが、2017年には2万コンテナが見積もられている。また2017年第二四半期には越境Eコマースは7.6%伸びたと見られる。

しかし先日発表された2017年上半期のシェアは、1位、アリババ50.2%、2位、京東24.5%、3位、唯品会6.5%と上位がさらにシェアを伸ばしている。アマゾンはその他の中に埋もれてしまった。

■中国の誘いに乗る

中国アマゾンのサイトをみると、やはりEコマースを看板としていた。海外直輸入商品を強調するスタイルが目立つ。それ以外にも一応ほとんどの商品は網羅されている。「自営」と記された商品も多く、直営のように見える。スタイルだけを見ればアマゾン・ジャパンとあまり変わらない。

かつて中国は、通販業者は中国資本以外認めないなどの参入規制を実施し、一旦海外勢を締め出している。国内企業が十分育つのに合わせて資本規制などを徐々に緩和した。今ではアマゾンもグーグルも歓迎します、とくにAI研究センターを作って下さいという姿勢である。

一旦煮え湯を飲まされたアマゾンは、その誘いに乗ることにした。AlexaなどAIも中国の期待通り手掛けていく。最優秀な人材を募集して育成する。その一方で天猫にも出店する。当面は試行錯誤が続くのだろうが、過剰投資にはならないようにしてもらいたいものである。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

ZUU online