2017年9月28日木曜日

「けものフレンズ」めぐりネット騒然―コラボした日清やJRAもサイトに声明

人気アニメ「けものフレンズ」の制作体制変更をめぐって、インターネット上でファンが騒然とするなか、コラボレーションを行った日清食品や日本中央競馬会(JRA)が特設サイトで相次ぎ声明を出した。いずれも「けものフレンズプロジェクト」から正式に許諾を得た企画だと案内している。

けものフレンズは、出版大手KADOKAWAなどによる「けものフレンズプロジェクト」が手掛ける作品。さまざまな動物を女性キャラクターの姿にする、いわゆる擬人化が主題で、ゲーム、漫画、アニメなどを展開。特にアニメはネット上で注目を浴び、キャラクターのもとになった動物をひとめ見ようと、動物園などに足を運ぶ人もあらわれるなど社会現象にもなった。

アニメが好評のうちに放送終了したあと新たな映像化も決まった。しかし9月になって制作会社を従来のヤオヨロズから変更することが明らかになり、熱心なファンを中心に激しい動揺が広がった。

けものフレンズプロジェクトの公式サイトが掲載した声明によると、新たな制作体制を模索することになった理由は、ヤオヨロズによる辞退。背景としてヤオヨロズによる関係各所への情報共有や連絡がないままでの「作品利用」があり、次回の制作を引き続き依頼するため情報を事前共有してほしいむね正常化を図る申し入れをしたが、ヤオヨロズが条件を受け入れず8月の段階で辞退したとしている。

けものフレンズは、インターネットそのほかの媒体でさまざまなかたちで作品を露出させていたため、具体的にくだんの「作品利用」がどれにあたるのか、ファンのあいだで不安と憶測の声が行き交った。

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