技術が進めば法も変えなければなりません。
先週の木曜日、ペンシルベニア州のフィラデルフィアで米国初の動きがありました。ついに、3Dプリント銃に関する規制がはじまりまったのです。3Dプリント銃に関する規制は米国で初めて。フィラデルフィアでは、現在のところ、3Dプリント制作された銃による発砲報告がまだないことからも、早めの対策をとったと言えるでしょう。
しかし、早めの対策なのでもちろん煮詰まっていない点もあります。ネタ元のPhilly Magazineの取材では、条例に関係しているアシスタントが「インターネットにあるものを元にしたやつが対象」と答えており、この「インターネットをもとにした」という言い方があまりにざっくりとしており、物議をよんでいるようです。3Dプリンター自体は違法でも何でもないので、今後どのように取り締まるかが課題となるでしょう。
また、警察や政府が、3Dプリントで制作された武器とそうではない武器を見分けるのも、まだ容易ではないようで、捜査ミス報告もすでにあがっています。
3Dプリント銃が良からぬ人の手にわたり、誤った使い方をされてしまうのは大きな問題です。しかし、それは3Dプリントだけに限らず全ての銃に、全ての銃流通に言えることで、今始まったことではありません。
今後、ますます新たな技術に対しての規制の仕方を考えていく必要が高まっていくでしょう。フィラデルフィアが米国第1号としてどのように進めていくのか…。国内外からも意見がでて注目が集まっていくのではないでしょうか。
[Philly Magazine via The Daily Dot]
そうこ(ROBERT SOROKANICH 米版)
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