2013年11月2日土曜日

「iPad Air 動画再生対決」勝敗のカギは応答速度!?

 iPadの新モデル「iPad Air」が11月1日に発売された。最新のA7チップやRetinaディスプレイを備え、500グラムを切るボディを実現したことで注目を集めている。iPhone 5s/5cからアップル製品を扱い始めたドコモからCellular版は発売されず、今回もiPadはauとソフトバンクの2キャリアでの取り扱いとなっている。

 新型iPhone発売時には、山手線の内側で東西に伸びる地下鉄・銀座線にて3キャリアで通信速度を行い、auが圧勝したが(http://nikkan-spa.jp/510649)今度は、「iPad Air」で対決してみることに。今回は、軽く・薄くなった「iPad Air」を活かし、動画のストリーミング再生で快適さを比較してみた。

【端末】iPad Air(Cellular版)au・ソフトバンク

【場所】東京メトロ・銀座線全駅(渋谷‐浅草間)ホーム中央付近

【日時】11月1日13時~14時頃

【方法】Ustreamのライブ配信を視聴

 動画視聴の快適さを比べる基準は、静止・切断せずに滞りなく再生できるかどうか。視聴したのは、映像右下に時間が秒単位で表示されるため、静止状態やラグの比較がしやすい鹿児島県・桜島の様子。波のゆらめきや雲の流れ、たまに画面を横切る鳥や水上バイクの動きを楽しみながらの調査となった。各駅発車時から次駅停車時の間、再生状況とアンテナ本数をまとめた結果は以下のとおり。

⇒【表】Ustream視聴 編「快適に視聴できる区間が多いのは?http://nikkan-spa.jp/530999/iPadAirginza

 渋谷-浅草間の乗車時間は約30分。その間に動画が快適に視聴できた区間は、au版が13、ソフトバンク版は9。静止・切断した回数は、au版8回、ソフトバンク版16回となった。Ustreamでのライブ配信を視聴するうえでは、銀座線においてauの通信環境のほうが途切れにくく、快適に視聴できることがわかった。

 両キャリアともLTE(4G)から3Gに切り替わることがなかったものの、アンテナの表示本数の変化に差が出ていた。

 au版は、動画が静止や切断されず、継続して視聴できる区間が多かった。アンテナ表示も5本である場所がほとんどで、数か所で一瞬4に減ることがある程度だった。一方、ソフトバンク版は静止・切断回数が多く、画面が黒くなり切断された渋谷-外苑前間では、アンテナ表示は4から2まで減っていた。

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