2014年1月8日水曜日

スマートフォン熱に比例して、爆発的に増加している“ある物”とは?

昨年のスマートフォン事情を振り返ってみると、スマートフォン、特にiPhoneの普及が加速した年だったというのが私の印象です。やはりdocomoのiPhone参入は大きかったようで、新規購入の携帯電話の75%がスマートフォンだったというから驚き。

ブロガーとしてもスマートフォン時代が既に訪れている事を実感。当ブログへの訪問の7割以上がスマートフォン経由というのが実情です。また実際に私が普段利用するサイトもほぼ100%がスマートフォンに最適化されており、データトラフィックがスマートフォンに移行しつつある現状を日常的に肌で感じている今日この頃です。

そんなスマートフォン熱に比例するかのように、ある物の量が年々爆発的に増加している事を皆さんはご存知でしょうか?

それはスマートフォン等のデジタルガジェットの廃棄量です。

Huffington Postによると、スマートフォンを含むデジタルガジェットの年間廃棄量は2012年度で4890万トンに達しており、2017年には6000万トンを超えると予測されています。

車が一台約1トンとすると、年間4800万台分。自動車メーカーのトヨタの年間生産台数は約700万台だそうですが、デジタルガジェットの廃棄量はそれをはるかに上回っているわけです。次々と新製品が発売され買い替えを促進するビジネススタイルは日本ではスマートフォン登場以前から確立されていましたが、近年ではその動きが世界的に加速している背景があるのでしょう。

そしてこの動きと連動しているのが、将来的なレアメタル不足の懸念。

レアメタルとはスマートフォンを初めとするデジタル家電はもとより、ハイブリッド車にも使われる素材ですが、近年のスマートフォン熱の高まりを受けてその消費量はうなぎ登り。しかし近年では有限な地下資源であるレアメタルがまもなく枯渇し始めるのではという憶測が世間に流れています。

これは生産主要国である中国等の思惑が多分に含まれていると考えられるものの、スマートフォンのレアメタルを回収するリサイクルも高まる需要に到底追いついておらず、またレアルメタルの代替材料への研究も困難を極めており、このままのペースでいけば近い将来レアルメタル価格の上昇に伴いスマートフォンやハイブリッド車の価格高騰は避けられない状況になると予測する専門家も現れています。

住友電工、レアメタル不足で超硬合金を値上げ…自動車に波及も | レスポンス

■未来の子供達にデジタルガジェットを残そう
ただスマートフォンは携帯キャリアの契約が2年毎の買い替えで最もメリットが出るように設定されている事、そしてリチウムイオン電池自体が2年そこそこでヘタり始めるため他の家電のように5年10年と使い続ける為には色々なハードルがあり、それらが買い替えサイクルを短くさせている原因になっていると思われます。

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