経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスが、液晶向け半導体の分野から完全撤退する方向で検討していることが1日、分かった。中長期的に安定した成長が見込める自動車向けの分野に経営資源を集中し、収益の向上を図る。
子会社ルネサスエスピードライバ(東京)が、スマートフォンなどに搭載する中小型液晶向けに、液晶装置の駆動に使う「ドライバーIC」と呼ばれる半導体の開発、販売を行っている。ルネサスは保有するエスピードライバ株式をすべて売却する方針だ。売却先は海外の半導体メーカーを念頭に置いている。今後入札を行う見通しだ。
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