2014年3月3日月曜日

6秒で世界を笑顔に Vineで話題の「おもしろすぎるJK」の日常

 「このJK、おもしろすぎる」――ループ動画サービス「Vine」で大げさな表情とコミカルな動きで数秒の「あるある」ネタを披露する女子高生が話題を呼んだのは昨年12月半ばのことだった。日本だけでなく世界中に一気に拡散し、反響の大きいものは4万回以上もツイートされることも。一躍人気者になった彼女のTwitterのフォロワーは16万人を超えた。

 「見てるだけで楽しい、元気が出る」「何を言ってるかわからないけど面白い」など多数のコメントは国内の有名人や海外からも寄せられている。たった6秒の動画で独自の世界観を作り上げている日本人の17歳が、大関澪花さんだ。

●きっかけは「暇だったから」

 「Vine」は米Twitterが運営する最大6秒のループ動画を作成・共有するアプリ。昨年1月にサービスを開始し、約半年後の8月時点で4000万ユーザー突破を発表するなど急成長中。日本でも特に若年層を中心に人気が広がっており、10代の認知度(22.5%)は30代(4.2%)の5倍以上という調査結果もある。

 高校2年生の大関さんがVineに投稿を始めたのは昨年12月の初めのこと。きっかけは「テスト期間中、あまりに暇だったから」。Twitterのタイムラインに流れてきた同世代のユーザーの動画を見て興味を持ったという。これまで特に他の動画サービスに投稿していたわけでもなく「部屋で1人でiPhoneで、ノリと勢いだけ」でスタートした。

 当初は学校の友人からの反響程度だったが、徐々に拡散されるように。彼氏、友達とそれぞれディズニーランドに行った時のテンションや態度の差を示す動画が「おもしろすぎる」と話題になったことで一気にフォロワーが増え、Vineの動画にも各国語でコメントが付いた。アカウントを開設してからほんの2週間ほどのことだった。

 あっという間に世界中から注目を浴びるようになった現状を、「普段、休み時間に教室でやってるようなことを切り取っただけですけどね、まさかこんなにウケるなんて」とあっけらかんと笑う。彼氏の前と友達の前での女子の態度の違い、「雪の日」「宿題」などを題材にした小学生・中学生・高校生のリアクションの違いなど、誰もが「あるある」「わかる」と思える日常のシーンを切り取っているシリーズが好評だ。ネタは普段からストックしているわけではなく、撮ると決めた時に勢いにまかせてまとめて数個作成するという。

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