2014年3月5日水曜日

人気すぎて削除された“幻”のスマホゲーム 「Flappy Bird」を動画で紹介

「Flappy Bird」という世界中で人気が爆発したスマホゲームをご存知だろうか。2013年5月に公開され、ダウンロード数は5000万回を超える。鳥のキャラクターをタップ操作であやつり、障害物をよけていくというシンプルなゲームだが、これが"あまりにも難しい"と話題になった。一時は世界中のアプリストアランキングで上位にランクインし、1日約5万ドルの広告収入を得たのでは!? とも噂された。さらに、同開発元の他の3つのゲームアプリもApp Storeでトップ10入りを果たすきっかけとなった。

 しかし、このゲームは今となってはもう遊ぶことができない。開発元であるベトナムの「.GEARS」が、2月9日にアプリストアから削除したからだ。

 人気絶頂のさなか、なぜそのようなことをしたのか。.GEARSはNguyen Ha Dong氏が1人で運営していると言われている。Dong氏は、Forbesのインタビューに対して「Flappy Birdはくつろぎながら数分間楽しむためにつくったものだ。ところが、中毒性のある製品になってしまった。このことが問題になっていると感じている」とコメントした。

 アプリストアからの削除については、いろいろな憶測が飛び交っている。そのうち最も多く語られているのが、任天堂「マリオブラザーズ」のパクリ騒動だ。

 主人公の鳥がよけなければならない「緑の土管」、そして主人公である鳥のキャラクターが、マリオに登場する土管や魚のキャラクターなどに酷似していると一部で批判されている。Dong氏はこれに対して「直接的に盗んだりはしていない。アートにすぎない」とツイッターで否定している。あるいはまた、話題作りのための削除では? とも言われている。

幻のゲームを動画でレビュー

 いずれにしても今となっては遊ぶことのできない、"幻のゲーム"となってしまったFlappy Bird。実際にその楽しさを知りたいと思われる方もいらっしゃると思うので、アプリストアから削除される前にダウンロードした筆者が、動画でその楽しさ(あまりの難しさ?)を紹介したいと思う。

<Flappy Birdを操作する様子>

動画を見る

 アプリを起動すると、ファミコンのゲームを想起させる8bit風の画面が起ち上がる。レトロで懐かしい雰囲気だ。スタートボタンを押してゲームを開始。操作は簡単で、スマホの画面をタップする(押す)と鳥のキャラクターが上に跳ねる。

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