泥沼の訴訟合戦。
アップルはサムスンに対して約2,200億円にものぼる特許訴訟を開始しましたが、ウォール・ストリート・ジャーナルによるとサムスンはアップルに対する反対弁論の中でグーグルに助けを求めたそうです。
この訴訟ではサムスンがアップルの所有する特許を侵害したかどうかが争点となっていますが、サムスンは問題となっている5つの特許のうち4つはグーグルがすでに開発していた機能だと主張しているんです。つまり、問題となっている機能はウチ(サムスン)が開発したものじゃないよ、と言いたいわけですね。
証言台に立ったグーグルのヒロシ・ロックハイマー副社長はAndroid OSのソフトウェア機能の開発に際して「iPhoneから一切コピーをおこなっていない」と主張し、サムスンに助け舟…というより、自社の身の潔白を主張。アップルも「グーグルはこの裁判の被告ではない」とし、アップルとグーグルが直接衝突するという展開にはなりませんでした。
しかし、サムスンがグーグルを法廷に呼び出したことにより、この特許紛争はますます泥沼化の方向へと向かっている気がしてなりません。終着点の見えないアップルとサムスンの特許紛争ですが、両社がなんらかの落とし所を見つける日はくるのでしょうか?
source: ウォール・ストリート・ジャーナル, The Unreal Times
(塚本直樹)
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