2014年4月1日火曜日

「Microsoft Azure」、5月に大幅値下げへ AWSとの価格比較表公開

 米Microsoftは3月31日(現地時間)、クラウド構築サービス「Windows Azure」の大幅な値下げを発表した。コンピューティングは27~35%、ストレージは44~65%値下げする。値下げは5月1日に実施する。

 これは、米Amazon Web Services(AWS)が26日に発表した各種サービスの4月1日からの値下げに対抗するものとみられる。Microsoftは値下げを発表する公式ブログで、AWSとの料金比較表を公開している。

 この比較表によると、ストレージとVM(仮想マシン)の料金はAWSと同等あるいはAzureの方が安くなる。また、単純には比較できないとしながらも、インスタンス単位でも同等あるいはAzureの方が安いことになっている。特に、昨年10月に追加した2コア、メモリ14Gバイトの「A5」インスタンスはAWSより10%以上安くなるとしている。

 同社はまた、現行の標準インスタンスより安価な「Basic」インスタンス(A0~A4)を4月3日に追加する。これらは標準インスタンスより27%安くなる見込みだ。Basicインスタンスは、標準インスタンスからロードバランシングや自動スケーリング機能を省いたものという。

 同社は4月3日からWindows Azureを「Microsoft Azure」に改称する。同日から開催の年次開発者会議「Build 2014」ではMicrosoft Azureに関するセッションも多数用意されている。

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