あるAnonymous Coward 曰く、
TSUTAYA(カルチュア・コンビニエンス・クラブ、CCC)が運営することでたびたび話題になっている佐賀県武雄市の市立図書館が、開始一年で92万人の来館者数を達成したという。11年度の3.6倍という数字で、予想の50万人を大幅に上回っているそうだ。いっぽう人件費がかさんだためCCC側の収支は赤字だという(読売新聞)。
佐賀新聞によると、図書カード登録者の内訳は市内35.1%、市外36.7%、県外28.2%とのことで、市外からの利用者が過半数となっている模様。500円かかる宅配返却サービスの利用も好評だそうで、全体の経済効果は約20億円と試算しているという。
この図書館はCCC側が「本のレンタル屋」と称する商業目的の施設であり、その意味では市側にとっては目的を十分達成できる状態ではあるが、CCC側としては赤字をどう解消するかが悩みどころだろう。今後コスト削減のためサービスが低下する可能性もあり、引き続き注目したいところである。
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