2014年6月9日月曜日

突如公開された「XPを使い続ける裏技」使ったらどうなる?

4月9日にWindows XPのサポートが切れたことは記憶に新しいですが、まだどうにかしてXPを使い続けようとしている人も多いようです。
そんな中、無理矢理XPのサポートを受け続ける裏技が公開されて話題になっています。
裏技の詳細は省きますが、Microsoftは認めていない「非公式」の方法をとって、Windows Update経由で他のOS用の修正プログラムをダウンロードするようです。
この非公式の方法を使い、本来受けられないはずのサポートを受ける行為は違法とならないのでしょうか?


結論からいうと、修正プログラム等に関するMicrosoftの著作権を侵害する可能性が高いと考えます。
プログラムは、 著作権法や条約などで保護されています。著作権者の許諾なしに著作物を複製することは、著作権の侵害となります。
Microsoftが修正プログラムのダウンロードを許可しているのは、当該修正プログラムの対象となっているOSの利用者に限定していると考えられます。そうすると、XPのアップデートのために、パソコンに当該修正プログラムをダウンロードすることは、著作権の侵害となります。
もっとも、Windows Updateの設定を自動更新にしている場合、修正プログラムのダウンロードを実行するのはMicrosoft自身が提供しているWindows Update機能であり、利用者が具体的にダウンロードを指示するわけではありません。
そこで、その場合でも、利用者が複製したと評価できるのか否かが問題となりますが、結論として、利用者の複製行為と認められるのではないかと考えます。
なお、違法か否かという点はともかく、違うOSのために提供された修正プログラムをXPに適用することで起きる問題は未知数です。いかなる事態が生じても、自己責任です。また、いつまで「裏技」が通じるのかわかりません。その点は肝に銘じておく必要があるものと思います。
*著者:弁護士 森川紀代(森川法律事務所。元SE弁護士としてシステム開発の紛争を多く取り扱う。事業承継(相続)、交通事故にも詳しい。)

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