ソフトバンクが、傘下の米携帯電話3位スプリントを通じて進めていた4位TモバイルUSの買収交渉を中断することが6日、明らかになった。業界の寡占化が進むことを恐れる米連邦通信委員会(FCC)や司法省が難色を示しており、買収の承認が難しいと判断した。ソフトバンクは米市場での規模拡大を目指していたが、世界戦略の見直しを迫られる。
ただ、スプリントは業績回復が遅れており、単独での通信ネットワーク整備などの投資負担は大きい。ソフトバンク関係者によると、短期的に買収交渉を中断するが、将来的には再開する可能性もあるという。
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