2014年8月1日金曜日

リンクス、ECSの「LIVA」新モデルを8月9日から出荷開始

 リンクスインターナショナルは、7月31日に、ECSの販売代理店契約の提携に伴う記者説明会を行い、その中で超小型デスクトップPC「LIVA」の新モデルを発表した。出荷開始は8月9日からで、実売予想価格は税込みで1万8980円の見込みだ。

 新しいLIVAは、ボディカラーを従来のブラックからホワイトに変えたほか、データストレージの容量を64Gバイトに増やした。CPUは、Bay Trail-M世代のSoC「Celeron N2807」(1.58GHz/2.16GHz、2コア2スレッド、最終レベルキャッシュ1Gバイト、TDP4.3ワット)を採用する。そのほかの仕様は従来モデルとほぼ共通だ。

 そのほか、システムメモリはDDR3Lを2Gバイト載せ、インタフェースにはギガビット有線LANとUSB 3.0、USB 2.0を1基ずつ用意する。また、映像出力インタフェースはHDMIとアナログRGBを備える。なお、拡張スロットとしてM.2を載せているが、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetoothのコントローラ拡張カードを差している。

 ECSでは、LIVAの用途に購入コストの安さに着目してセカンドマシンとして導入することや、省電力性能を生かした常時稼働サーバ、または、小規模企業における大量導入PCとして、そして、教育機関では情報技術教科で使う学習用途やプログラム動作確認PCなどを提案している。

●予想以上に好調だったLIVA

 リンクスインターナショナルが取り扱う扱うモデルでは、ゴム足を取り付けたり、パッケージデザインを独自に用意したりと、オリジナルにはない付加価値を持たせている。今後の計画では無線LANやBluetooth接続でスマートフォンやタブレットの連携した利用場面も考えていくという。

 リンクスインターナショナル代表取締役の川島義之氏は、LIVAについて、当初流通経路を限定していたにもかかわらず、リテール向けが予想以上に好調だったとしたうえで、LIVAの新モデルが登場したタイミングでリンクスインターナショナルが販路を拡大していくと述べている。すでに、2000台用意した初期出荷分は予約だけで完売したという。今後も月当りの売り上げ台数2000台、年間で2万4000台を目標に掲げる。

 ECS台湾本社で、LIVAやマザーボード事業の責任者を務める林宏宇氏は、多くのユーザーからLIVAが支持された理由として、ユーザーがデスクトップPCに求める条件の変化を挙げている。

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