2014年8月20日水曜日

Kickstarterで200万ドルを調達した快眠支援ガジェットが凄すぎる

睡眠状態の監視と環境の分析をする「Sense」という装置が、クラウドファンディングのKickstarterでの公開後わずか数時間で目標金額10万ドルを達成するほどに人気が出ている。

質の良い睡眠には部屋の暗さや温度、音など複数の条件が必要だと思うが、この「Sense」がそれらを監視してくれるのだ。

また、監視するだけでなく、目覚めるのに丁度良い状態を狙って起こしてくれたりもする。

デザインも寝室のインテリアとして相応しく上品で、サイズもベッドサイドに置いても邪魔にならない小ささだ。

それでは、具体的な機能などについて見てみたい。

■ どうやって睡眠をサポートするのか

「Sense」は2つのパーツで構成されている。一つは本体とも言える球体だ。次に枕に装着する小型の「Sleep Pill」。これがユーザーの寝ている状態を監視する。これら2つのパーツがBluetoothで専用アプリを搭載したスマートフォンと連携する。

「Sense」の本体はベッドサイドに置く。この本体は周辺光センサ、温度センサ、湿度センサ、パーティクルセンサなどを搭載しており、寝室の音や明るさ、温度、湿度、空気中の微粒子(埃や花粉など)を監視する。監視した結果はデータとしてスマートフォンに転送される。

その結果、スマートフォンのアプリを確認することで、睡眠の障害となっている騒音や寝室の環境を確認することができる。

また、「Sense」に内蔵されたスピーカーからは、ホワイトノイズを出すことができ、寝入りを助けることができる。LEDライトも睡眠を誘う演出を行い、寝室が睡眠に適した環境になると緑色に発光して知らせてくれる。

一方、枕に装着した「Sleep Pill」は、ユーザーの寝ている状態を監視する。ユーザーが眠りに落ちた瞬間から目を覚ます時までの小さな動きも捉えるために、6軸加速度センサとジャイロスコープを搭載しているのだ。

ちなみに「Sleep Pill」は防水性があるため、間違って洗ってしまったり、ヨダレを垂らしてしまっても大丈夫だという。

アプリ側ではユーザーの寝ている状態と寝室の環境の変化を記録しているので、眠りが浅くなったときに何が起きているのか、例えば新聞配達員が階段を駆け上がる音などが睡眠を浅くした原因になっていた、といったことも調べる事ができる。もしかするとパートナーのいびきが原因だった、ということも分かってしまう。

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