資産を約1億6000万円過大に計上し決算を粉飾したとして、証券取引等監視委員会は2日にも、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いでソフトウエア販売会社「インスパイアー」(東京都中央区、ジャスダック上場)に対し、課徴金約4300万円の納付を命じるよう、金融庁に勧告する方針を固めた。
関係者によると、同社は取引先にソフト開発を委託し約1億6000万円を支払って、将来同額分の商品が納入されるかのように偽装。2010年3月期決算で、約1億6000万円の資産を過大に計上した疑いが持たれている。
この問題を巡って、同社は6月に弁護士らから成る第三者委員会を設置。7月に「支払いもソフト開発業務も、行われていなかった疑いがある」とする調査報告書をまとめており、監視委も同様の認定をしたとみられる。同社は取材に対し、「監視委の調査の有無についてはコメントできない。第三者委の指摘には適正に対応する」としている。
民間の信用調査会社によると、同社は1991年設立された。同社を巡っては、14年3月期の有報を提出期限までに出さなかった問題もあり、東証が今月13日付の上場廃止を決めていた。【牧野宏美】
関係者によると、同社は取引先にソフト開発を委託し約1億6000万円を支払って、将来同額分の商品が納入されるかのように偽装。2010年3月期決算で、約1億6000万円の資産を過大に計上した疑いが持たれている。
この問題を巡って、同社は6月に弁護士らから成る第三者委員会を設置。7月に「支払いもソフト開発業務も、行われていなかった疑いがある」とする調査報告書をまとめており、監視委も同様の認定をしたとみられる。同社は取材に対し、「監視委の調査の有無についてはコメントできない。第三者委の指摘には適正に対応する」としている。
民間の信用調査会社によると、同社は1991年設立された。同社を巡っては、14年3月期の有報を提出期限までに出さなかった問題もあり、東証が今月13日付の上場廃止を決めていた。【牧野宏美】
0 comments:
コメントを投稿