「これが俺だ!」ドン!
そればっかりだな! というのもどうなんでしょう。
こんにちは、大田タケルです。
あれは僕が20代前半の頃。
超絶ブラックとはいえ、なんとか就職でき、仕事にも慣れてきた時期のお話です。
当時の僕は、取材帰り、当然のごとくゲームショップへと立ち寄りました。
すると、そこでバイトしている同級生と偶然の再会。
「なんだよ久しぶり! てかお前の店、値段設定おかしくねぇ? 武蔵伝が2,500円ていったいどういう……」
興奮してそこまでしゃべったところで、ビンタをもらいました。
仮にも仕事中のくせに、客にビンタて。
「大田、そういやお前就職したんだってな」
「あ、うん」
「そこで俺も雇ってもらえねえかな」
……ビンタしといてコイツ……。
こいつは真面目だし、たぶん僕より仕事熱心だと思う。
でも言いにくい、と言いますか、デリケートな話題なんですが、
服のセンスが……。
なぜか、面接でもその恰好で臨むのが彼のポリシーらしいです。
何でも真面目に取り組む性格で思いやりもあるのに、なぜ……。
そのトゲに命でも救われたのか。頬に当たったら血が出そうだけど。
うちに面接にくるなら、いくら僕の紹介とはいえ、トゲが刺さる。
不採用は間違いないし、僕だって普通に上司から怒られるだろう。
「こいつはトゲゾーですよ」※『マリオブラザーズ』の敵キャラです。
とでも言ってみようか、ゲームショップの店員だけに。
ダメだフォローにならない。
やはり、本人に言ってトゲを外してもらうしかない。
「面接の時だけ、その肩と手首の装備を外してくんないかな。いや採用になったら業務中もそうしてもらわないと……」
「それ言われちゃうとな。てかお前さ、風呂入る時はそれどうすんの」
「外すけど」「外すのかよ! そのルールわかんねぇ!」……結局、上司に彼を紹介することはできませんでした。
人それぞれにポリシーはあるだろうし、
ファッションにはこだわりもあるでしょう。
僕はそう思います。
「自分はこうだから」という主張だけでなく、周りのことも考えてみてほしいですね。
そんな彼ですが、今でも元気に働いています!
何か仕事くれないかなー。
トゲトゲ着けてくか。
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