安けりゃいいというわけにもいかないようです……。
日本の成人男女の間では、すでに携帯電話を1人1台もっているのは当たり前で、1人で複数台を使い分けているというユーザーも珍しくなくなってきましたよね。でも、子どもたちの間ではどうなのでしょう?
このほどMMD研究所が、小学生の子どもがいる20~40代の母親642人を対象に実施した「小学生の携帯電話に関する調査」によれば、すでに日本の小学校高学年の携帯電話端末所有率は4割を突破! 小さなころから親のスマートフォンをいじっている実態は判明していたものの、自分の携帯電話をもっているという小学生も着実に増えてきているようですね。
いまや飽和状態に近づきつつある日本の携帯電話市場ですが、これから子どもたちにもたせたいと考える保護者に向けて、売り込みは活発化していきそうですよ。ちなみに、もし小学生の子どものために携帯電話を購入するとしたら、どんな端末がよいかも尋ねてみたところ、NTTドコモ/au/ソフトバンクの大手携帯電話キャリアが提供する子ども向けフィーチャーフォンがトップに。上位3位は大手キャリアの端末が独占し、MVNOの格安スマホは、たとえ子ども向けとされるスマートフォンであっても、あまり人気がない現状が判明しています。
その主な原因は、たとえ月額利用料金は下がっても、格安スマホでは利用できない機能にあるのかもしれません。同調査では、小学生にもたせる携帯電話に求める機能についてもアンケートを実施。インターネットやSNS、LINE、お財布ケータイ、ワンセグなどは必要ないと大半の親が考えているようです。しかしながら、基本的な通話に次いで、防犯性能、GPS機能、フィルタリングという3つのポイントだけははずせないとの意見が目立っていますよ。
すでに大手携帯電話キャリアからは、子どもの現在位置を知らせたり、防犯ブザーと緊急連絡・通報機能が充実しているモデルも販売されているほか、閲覧サイトや利用サービスを制限できる各種フィルタリングが標準提供されています。一方で、格安SIMを利用するとなると、さすがにそこまでサービスが整っているところは多くはありません。ただ安いというだけではなく、MVNOにもサービスの質が求められる時代がやってくるのかもしれませんよね~。
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source: MMD研究所
(湯木進悟)
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