2015年11月17日火曜日

あの謎の飛行物体、13日の金曜日に大気圏で燃え尽きる


日本の探査機だった可能性も。

先週11月13日の金曜日、謎の飛行物体WT1190Fが予測通り地球の大気圏に突入していました。それは天文学者たちに見守られながら炎上して最後の光を放ち、消えていきました。

WT1190Fはその挙動から、小惑星でなく宇宙ゴミだろうと考えられていました。ひとくちに宇宙ゴミといってもそれがどんなものか特定は難しいのですが、最終的には長さ7フィート(約2.1m)ほどのロケットの胴体部分だと推定されました。

ロケットということは、出処もある程度たどれる可能性があります。Wiredによれば出身の仮説は大きくふたつあり、ひとつは1998年に打ち上げられた日本の火星探査機「のぞみ」(Wiredでは「Nazumi」と表記してますが)、もうひとつは同じく1998年打ち上げのNASAの月探査機「ルナ・プロスペクター」です。さらにわずかな可能性としては、もっと古いアポロ計画時代のロケットだとか、どこかの国のスパイ衛星だという説もなくはないようです。

いずれにせよ、その多分地球から打ち上げられた物体は、予測通り13日の日中に地球に帰ってきました。大気圏突入で炎上しても肉眼では見られないと考えられましたが、UAE(アラブ首長国連邦)宇宙機関と国際天文学センター(IAC)の研究者たちが飛行機からそれを観測、撮影していました。



WT1190Fはスリランカ沖のはるか上空でいくつかの破片に分解して燃え上がり、輝いてその最後を迎えました。


動画を見る



長旅おつかれさま、そしてお帰りなさい。


source:YouTubeWired

Ria Misra-Gizmodo US[原文
(miho)

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