2015年11月10日火曜日

【実機レビュー】新型Apple TV登場。第3世代と何が変わった?

 2015年10月30日、第4世代となるApple TVの最新モデルがリリースされた。第3世代の発売から3年ぶりのリリースとあって、世界中のファンから注目を集めている、この最新モデルの進化した点を解説する。

◆よりパワフルに進化したハード

 まずはスペック面から。CPUは、第3世代に搭載されていたA5チップからiPhone6シリーズで採用されるA8チップへと3世代も飛び越える進化を見せたほか、物理メモリも512MBから2GBへと大幅に強化。また、8GBだったストレージの容量も32GB/64GBに増えている。様々な用途に利用されるパソコンやスマホ、デバイスと比べ、映像の視聴を中心にゲームなどのアプリを動かすといった用途に限られるApple TVの特性を考えれば、必要十分なスペックを満たしているといってもよいだろう。

 インタフェースの大きな変更点は、新たにHDMI CECに対応したこととUSBポートがType-AからType-Cへと変更されたこと、そして光デジタルオーディオのポートが撤廃されたことにある。HDMI CEC対応によって、Apple TVの電源を入れればテレビの電源もオンになるといった具合に連携性能もアップした半面、オーディオ出力もHDMIを通して行うため、テレビ内蔵のスピーカーを使っている場合は問題ないが、アンプを利用している場合はHDMIへの対応が求められるので注意が必要だ。また、対応する解像度は前モデルと同じ1920×1080のフルハイビジョンまで。4K対応テレビが普及している今、物足りなさを感じるユーザーもいるかもしれない。

⇒【資料】はコチラ http://hbol.jp/?attachment_id=67332

◆待望のアプリ対応だが、ラインナップの充実はこれから

 第4世代Apple TVには専用の「tvOS」が搭載され、Appストアにアクセスすることでアプリをダウンロードすることが可能となった。ただし、現時点での対応アプリは少なく、動画視聴やゲームを中心としたものに限られている。今後のアプリ開発とラインナップの充実に期待したいところだ。

◆タッチパッド搭載のSiri Remoteで操作性が大幅にアップ!

 テレビのリモコンといえば、操作ボタンが多くて複雑なもの。そんな概念を吹き飛ばしてきた歴代Apple TVのリモコンだが、第4世代のリモコンには、タッチパッドを搭載した「Siri Remote」を採用。

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