ノスタルジックな思い出とともに。
写実的であり劇画的。今見るとちょっと懐かしい感じだけど、不思議とやっぱり未来を感じてしまう独特のテイスト。一昔前のSFのイラストは、そんな不思議な魅力を持っています。
そんな世界観を作り上げたパイオニアの1人、イギリスのアーティストGerard Quinnさんが先日亡くなりました。88歳でした。
「モダン・スペース・アートの父」とも呼ばれる、チェスリー・ボーンステルの影響を強く受けたQuinnさんが活躍したのは、主に1950年代から60年代。イギリスの著名なSF雑誌、「New Worlds」や「Science Fantasy」の挿絵などを手がけました。
60年代後半以降は、アーサー・C・クラークの本のカバーを含む、宇宙そのものを描くことが多くなったQuinnさんでしたが、彼のタッチは、SFの世界観を具現化したものとしてその後も根強く残り続けました。
以下にQuinnさんの作品をご紹介してその功績を称えるとともに、ご冥福をお祈り致します。
source: Irish News
Charlie Jane Anders - Gizmodo io9[原文]
(渡邊徹則)
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