2016年1月18日月曜日

ホログラムの女の子と一緒に暮らせる「Gatebox」―オタク向けよりIoTの中核を期待

家に置くと、ホログラムのキャラクターと一緒に暮らせる装置「Gatebox」が話題だ。公開中の見本画像はアニメや漫画などの「オタク」層が好むかわいらしい女の子だが、変更が可能らしい。ホログラムと会話すると人間の代わりに家電を操作してくれる。モノのインターネット(IoT)の中核として期待したいところだ。

Gateboxを開発しているのは、IoT製品の企画・開発を手掛けるウィンクルという企業。この発明をホログラムコミュニケーションロボットと呼んでいる。

ホログラム投影技術と各種センサーを組み合わせ、さまざまなキャラクターを出現させて、人間と対話し、さまざまな機能を働かせる。

朝になると目覚ましの代わりをし、夜に帰宅すると出迎えの挨拶をする。インターネットや家電などとつながって、今日の天気を伝えたり、風呂あがりにテレビをつけたりといった手伝いもしてくれるそう。

ウィンクルは「すべてのオタクの夢である、画面の向こうにいたキャラクターとの次元を超えた共同生活を実現する」と訴えている。2016年秋にはクラウドファンディングでの購入予約開始を予定しているとか。

オタク向けも結構ではあるが、キャラクターの種類を増やすなどすれば、子どもやひとり暮らしの高齢者を含む幅広い層にとって役立つIoTの中核製品にもなれそうだ。

Gatebox開発にいたった発想は、「従来の同じ見た目の量産型ロボットではなく、一人一人の趣味嗜好に合った多様性のあるロボットを作りたい」というものだそう。そうであれば将来は、いわゆるオタクとは趣味の異なる多くの人々にとっても便利なものになってほしい。

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