masakun 曰く、
鳥羽水族館で2月から脱皮を始めていたダイオウグソクムシ個体識別番号No.5が4月1日に死亡した(鳥羽水族館プレスリリース、朝日新聞)。
メキシコ湾生まれのダイオウグソクムシNo.5は2012年7月より鳥羽水族館で飼育されており、2016年2月に後ろ半分が脱皮するさまが世界で初めて動画で撮影された(過去のストーリー)。完全に脱皮すれば世界初の事例となったわけだが、No.5を解剖した鳥羽水族館4月2日の飼育日記によれば、脱皮後の新しい殻は硬化が進んでおらず、まだ前半部の脱皮の準備が整っていなかったことが明らかとなった(脱皮確認時のプレスリリース)。
なお死因は不明のため、プレスリリースでは「斃死(へいし)」という言葉が使われていた。鳥羽水族館ではみんなの人気者だったと聞くが、深海でひっそりと暮らしていた大王愚息虫が環境の激変によるストレスで野垂れ死にしていなかったと祈りたい。
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