GV(旧グーグル・ベンチャーズ)は革新的カメラメーカーLight社への出資に向け、3,000万ドル(約30億円)のシリーズC資金調達ラウンドを実施する。Light社は「コンピュテーショナル・フォトグラフィー(CP)」と呼ばれる次世代技術をカメラに採用した企業。
従来のカメラは露光時間が1つしか選択できないが、CPを使うことにより露光時間が違う写真を撮影し合成できる。視点を移動した写真を合成し、裸眼ステレオグラムを作成したり、複数の写真を自動合成しパノラマ写真を作ることも可能だ。
Lightは獲得した資金で同社が初めて世に送り出すカメラ「L16」の増産を狙う。L16はiPhoneほどの大きさで、販売価格は1,699ドル。16個のレンズで撮影した画像をソフトで合成し、最大5,200万画素を実現する。さらに光路を折り曲げる屈曲光学の技術を採用し、コンパクトなボディながら28~150mmのズームが可能だ。クアルコムの最新プロセッサーSnapdragon 820も搭載している。
L16の先行予約は2015年10月に始まり、すぐに数千台分の予約を獲得したという。同社は2017年からの量産を目指している。
ライトの技術は非常に興味深く、需要もかなり見込まれる。しかし、写真を撮るツールとしてはスマホが圧倒的に利用されているのが現状だ。この分野ではライトロ(Lytro)社がライトフィールド(光照射野)センサーを搭載したカメラを発表したが、持続的なビジネスモデルの構築に失敗し、今はプロ用のVR360度動画カメラの開発を行なっている。…
従来のカメラは露光時間が1つしか選択できないが、CPを使うことにより露光時間が違う写真を撮影し合成できる。視点を移動した写真を合成し、裸眼ステレオグラムを作成したり、複数の写真を自動合成しパノラマ写真を作ることも可能だ。
Lightは獲得した資金で同社が初めて世に送り出すカメラ「L16」の増産を狙う。L16はiPhoneほどの大きさで、販売価格は1,699ドル。16個のレンズで撮影した画像をソフトで合成し、最大5,200万画素を実現する。さらに光路を折り曲げる屈曲光学の技術を採用し、コンパクトなボディながら28~150mmのズームが可能だ。クアルコムの最新プロセッサーSnapdragon 820も搭載している。
L16の先行予約は2015年10月に始まり、すぐに数千台分の予約を獲得したという。同社は2017年からの量産を目指している。
ライトの技術は非常に興味深く、需要もかなり見込まれる。しかし、写真を撮るツールとしてはスマホが圧倒的に利用されているのが現状だ。この分野ではライトロ(Lytro)社がライトフィールド(光照射野)センサーを搭載したカメラを発表したが、持続的なビジネスモデルの構築に失敗し、今はプロ用のVR360度動画カメラの開発を行なっている。…
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