2016年8月22日月曜日

<h1 itemprop="headline">気象台が崖から落ちそうに…今年のロシアの夏はデンジャラス

ヴィゼ島にある気象台 image by Ivan Mizin/WWF-Russia


ロシア、まじでヤバいってよ!

この世の果てに浮かぶ小さな島では、気象台が今にも崖から落ちそうな状態に…。ロシアのヴィゼ島では、とても速いペースで海岸線が後退していると発覚しました。ヴィゼ島とは岩や永久凍土、雪からなる荒涼とした孤島で、北極海の真ん中、カラ海の北側に浮かんでいます。最寄りの陸地、ウシャコヴァ島までは北に向かって87マイル(約140km)。人間も住んでいますが、この島はセイウチ、ゾウゲカモメ、ホッキョクグマの生息地なのです。 


カラ海にあるヴィゼ島(赤塗り部分)の位置 image by Wikimedia


連邦の新たな自然保護区の選定するために衛星写真を調べていた氷河学者Alexander Aleynikovさんは、ある驚くべき事実に気づきました。2009年から2016年にかけて、ヴィゼ島の海岸線は242フィート(約74m)も後退していたのです。こんなに急速に海岸線が浸食するのは滅多にないことです。


image by Ivan Mizin / WWF-Russia


WWF(世界自然保護基金)ロシアの気候変動・エネルギープログラムのOksana Lipkaさんはこの事実について、「以前からロシアそして世界においても、海岸浸食のペースがもっとも著しいのはノヴォシビルスク諸島(別名:ニュー・シベリア諸島)だと考えられていて、年に5~15m、強い嵐のあとは20mほど浸食されていました」と語っており、「ヴィゼ島での海岸浸食のペースのほうが速そうだ」と続けています。

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