2017年1月17日火曜日

ソニー製VRは失速か 調査企業が売上予測を大幅引き下げ

ガジェット界では間もなく発売の任天堂スイッチの話題で持ち切りだが、筆者はここで、ソニーが数か月前に世に放ったプレイステーションVR(PSVR)について書いてみたい。2016年10月に発売されたPSVRは、最近ほとんど話題にのぼらなくなった印象がある。

ソニー自身もPSVRについては多くを語っていない。PS4 Proを含むPS4の累計実売台数が全世界で5,000万台を超えたというニュースは流れたが、PSVR の販売台数に関する言及は無かった。ソニーはPSVRの売上は順調だと述べるのみだ。

調査企業SuperDataは2016年のPSVRの売上台数予測を、以前の260万台から75万台に減らしている。この数字はオキュラスやHTCより上だが、自慢できる数字と呼ぶべきものではない。2017年を迎えた今、ソニー自身が「スロースタート」を予想しているとしても、PSVRの今後について予測するのはかなり難しい。

PSVR向けゲームのリリースに関していうと1月24日には「Resident Evil」が、3月14日にはユビソフトの「Star Trek Bridge Crew」が発売される。通年では15本程度のゲームがリリース予定というが、ソニー自身のサイトにも2017年のリリースに関してあまり多くは語られていない。

この状況を一体どう捉えるべきなのだろう。PSVRに人々の関心を向けさせるタイトルは、今後まだ登場するのだろうか。

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