液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は22日、年内に子会社化する予定の有機EL開発会社「JOLED(ジェイオーレッド)」(東京)社長の東入来信博氏(68)を社長兼最高経営責任者(CEO)に迎える人事を発表した。本間充会長兼CEO(69)は退任し、有賀修二社長(58)は取締役に就く。いずれも6月下旬の株主総会後の取締役会で決定する。
東入来氏は4月1日付でJDIの副会長執行役員に就く。本間氏は同日付でCEO職から外れる。
本間氏は元三洋電機副社長で、2015年6月にJDIの会長兼CEOに就任。16年にはスマートフォン向け液晶の販売不振から資金繰りが厳しくなり、政府系ファンドで大株主でもある産業革新機構から750億円の金融支援を受けた。本間氏が進める構造改革や業績回復にめどが付いたのを機に、経営陣を刷新することにした。
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