2017年8月9日水曜日

「Firefox 55」安定版公開、WebVRをサポート、マルチプロセスの調整可能に

Mozillaは8月8日 (米国時間)、Webブラウザ「Firefox」のバージョン55.0の安定版 (Windows/Mac/Linux)をリリースした。Windows版がWebVRをサポート、Firefox 54でデフォルト有効になったマルチプロセス機能をユーザーがコントロールできるようになり、またたくさんのタブを開いたセッションを高速に復元できるようになった。

WebVRは、Web技術を使ってWebブラウザで仮想現実 (VR)体験を実現するためのAPI仕様だ。ソフトウエアをインストールすることなく、手軽にVRコンテンツを利用できる。Firefox 55はOculus RiftやHTC ViveといったVRヘッドマウントディスプレイをサポートし、VR用コントローラで操作しながら没入型のVR体験を楽しめる。DaydreamやCardboardによるスマートフォンを使ったWebVR体験をサポートするGoogleのChrome、Windows Mixed RealityをサポートするMicrosoft Edgeに、RiftやViveをサポートするFirefoxが加わって、モバイルからPCまでWebVRを利用しやすくなった。

ほかにもFirefox 55では、Windows版でいくつかの重要な強化が行われた。64ビット版のWindowsで動作して2GB以上のRAMを搭載するPCにおいて、インストーラを使うと64ビット版のFirefoxがデフォルトでインストールされる。

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