2017年9月4日月曜日

人間の動きに合わせてくれる!? ロボット技術から生まれた義足!

テレビなどで義手や義足を付けて競技に挑むシーンを目にすることがあるかと思います。義肢は、年々使いやすく・痛みやストレスの少ないものへと改良が加えられています。最近では、電動アシスト機能が付いたハイテク義足も登場していることを知っていますか?

■バッテリーやモーターで膝が動く、ハイテク義足が誕生!

アメリカのテキサス州・オースティンでは、毎年世界的に有名なテクノロジー・音楽・映画の祭典が行われています。ここでは革新的なアイデアや製品に対する表彰が行われており、過去にはTwitterや民泊提供サービスAirbnbなども受賞経験があります。そんな賞の学生イノベーション部門で、東京大学の学生チーム「BionicM」が日本チーム初めての優勝を勝ち取りました。

BionicMとは、同大学で約30年間研究されてきた、2足歩行人型ロボットの技術を応用したロボット義足開発プロジェクトのこと。今回受賞した義足『SuKnee(サニー)』は、モーターとバッテリーが内蔵された電動式の義足です。

この義足にはロボット工学技術を取り入れた可動装置が組み込まれており、電気の力で義足の動きをサポートする仕組みになっています。歩行の際にモーターの力でつま先が上がる仕組みが、より快適な歩行に導いてくれるだけでなく、従来の義足では苦労する「座った状態から立ち上がる」、「階段の上り下り」といった動きをより楽に行うことができます。

使う人は体力的な負担が改善されるだけでなく、歩き方がとてもスムーズになるそうです。

0 comments:

コメントを投稿