2017年10月8日日曜日

「一般アニメの製作費の数十倍」はホント? Netflixはアニメ制作会社にとっての“黒船”になるのか 担当者に聞いた

 Netflixオリジナルアニメと地上波アニメは何が違うのか――。一般的な深夜アニメ作品の数十倍とウワサされる製作費、また独自のビジネスモデルについて日本本社の広報担当者を取材しました。

 月額定額制でいつでもどこでも手軽にアニメや映画を見られるNetflix。海外での圧倒的なシェアはもちろんのこと、日本では芥川賞受賞作品『火花』(作・又吉直樹)のオリジナルドラマ化や、フジテレビの人気リアリティー番組「テラスハウス アロハステート」の配信など急成長を続けています。

 中でも注目が集まっているのが「Netflixオリジナル」のアニメコンテンツ。既存の作品の配信に加え、8月2日には今後配信予定のアニメ作品ラインアップ発表会「Netflix アニメスレート2017」を開催し、「悪魔城ドラキュラ −キャッスルヴァニア−」「リラックマシリーズ(仮)」「DEVILMAN crybaby」「B: The Beginning」など自社のオリジナルコンテンツを発表するなど、ますます勢いに乗っています。

 そんなNetflixについて、映画評論家の町山智浩さんがTBSのラジオ番組「たまむすび」で「(制作会社は)Netflixに(一般アニメの)数十倍とか(の予算)を提示されている。日本のアニメは変わる」と紹介。この意見は大きな話題を呼び、アニメ関係者の間でも議論の的となりました。

●遊び心の詰まったNetflix日本本社

 9月中旬、ねとらぼ編集部が足を踏み入れたのはNetflixの日本本社です。

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